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ついに実行! スペインの離島からドイツまで犬を運んだ!

スペインの離島エル・イエロ島(カナリー諸島の最小の島)からドイツまで子犬3頭を運ぶボランティアをしました! 

エル・イエロ島でティアハイムを営むドイツ人のカリンさんは私たち夫婦がドイツのフランクフルトに戻る一日前にテネリフェ島に犬たちを飛行機で運びました。私たちは当日、ドイツ行きの飛行機が発着するテネリフェの空港でカリンさんと会い、ボックスに入った犬たちをチェックイン。カリンさんから犬用のパスポート(接種証明書)3冊を受け取ります。これがなければドイツの検疫を通過できないとあって、私たちは緊張気味。自分のパスポートよりだいじにバッグにしまいました。

3頭はまだ四ヶ月と半年の子犬で、テリア系とラブラドル系。かわいいのなんの! フランクフルトで愛護団体のメンバーに手渡すまでは、法律的にも正真正銘の「私たちの犬」なのです。

テリア系の子犬2頭は中型のボックスに、ラブラドル系の黒い子犬は大型のボックスに。出して抱っこしたいところでしたが、厳重に鍵がかかっていてそれは叶いませんでした。

飛行時間は4時間半。犬たちは不安と恐怖で震えているのではないかと気になります。フランクフルト空港に到着して、私たちは自分たちのスーツケースそっちのけで犬のボックスが出て来るベルトのところで待ちました。犬は普通、真っ先にチェックアウトできるようです。

犬たちは私たちの不安をよそに元気いっぱい。周りの人たちがニコニコして犬たちを見ようと立ち止まります。ドイツ人の少年3人が私のところにやってきて話しかけました。

「これあなたの犬なの?」
「そうよ。カナリー諸島から連れてきたのよ。」
「3頭ともあなたの?」
「そうよ。」(ああ、それが本当だったらいいのになあ!)
とにかく検疫を通過するまでは、法律的に私たちの犬なのです!

子供たちは300%の羨望の眼差しで犬たちと私を見つめてました。

検疫を通過するときは犬用のパスポートを握りしめて。
しかし、夜遅かったせいか、検疫には誰もいなくて、そのまま通過したのでした。緊張していた分、気が抜けてドッと疲れを感じました。

外で待っていた二人のドイツ人女性。ハグして、犬たちを引き渡し、チョコレートをもらい、私たちの任務は無事終了したのでした。

空飛ぶワンコたち

昨日書いた、「移動中だけワンコの飼い主」制度は30年ぐらい前からドイツで大変ポピュラーです。

ドイツではギリシャやスペインなどからドイツに連れて来られた犬のことを「南国の犬」と呼ぶことがあります。

ホリデイとしては最高の南欧や、物価が安くて最近ツーリストも多く出かける東欧は、動物愛護がそれほど徹底していなくて、旅行中も悲しい光景を見ることがよくあります。

1メートルぐらいの鎖につながれた犬、犬小屋の周りはフンだらけといったケース。
小さな檻に猟犬が何頭も詰め込まれているケース。
骨と皮だけの皮膚病の野犬。
ヨーロッパは動物愛護の先進国なんて言えたものではありません。動物愛護の先進国はヨーロッパの中でも数カ国だけ。ここドイツ、スイス(最も優れている)、オーストリア、オランダ、スカンジナビア諸国。

そこで、南欧や東欧から続々と殺処分のない動物先進国に連れて来られるというわけです。(東欧からは普通、陸路。)

ドイツにはギリシャとスペイン出身のもとストリートドッグを専門にあっせんする団体がいくつもあります。最近は東欧、特に、悪名高いルーマニアから多くの犬がレスキューされてドイツで幸せな家庭犬になっています。周囲を見渡すと、すごい。あの犬もこの犬もルーマニア!

もとストリートドッグは他の犬との協調性もあり、おとなしく、飼いやすいと好評です。もちろん、問題ありの犬たちはまず保護団体で問題を治してから新しい飼い主を探します。
びくびく、おどおどしていた犬が、人間の愛情によって少しずつ心を開いていくようすを見ると私も幸せな気持ちになります。

もうすぐスペインの離島からドイツに犬を運びます!

来月はスペインのカナリー諸島で休暇を過ごす予定です。
カナリー諸島はアフリカの西海岸にあって、地理的にはアフリカに属しますが、スペインの離島です。私たち夫婦は去年から、その中でも一番小さくて辺鄙なイエロ島に通うようになりました。

カリンさんは島の男性と結婚したドイツ人で、ティアハイムを運営しています。
今回は、このティアハイムの犬を2頭、ドイツに運ぶボランティアをすることになっています。

スペインやギリシャやトルコなどからツーリストがドイツに帰る際、搭乗する飛行機に自分の犬としてチェックインして、到着後、チェックアウトし、空港で待っている活動家に渡すのです。

面倒なことは何もありません。ボックスに入れられた犬が空港に連れて来られ、チェックインするだけ。書類は全て記入済みで、ツーリストは名前を貸すだけです。

とは言っても、5時間はペーパー上、私たちの犬なのですから、ちょっと緊張もするし、楽しみでもあります。どんな犬が来るのでしょう。

フランクフルトで待っているはずの人たちが受け取りに来なかったら、そのまま私たちの犬になってしまうかも?

アハハ、それは冗談ですが、もしも万が一、事実になってしまったとしたら、その犬たちを引き取る運命だったのでしょうね。

歩けなくなった牛

最近、ドイツでは家畜動物(の福祉)に関する話題が本当に多くなったような気がします。

昨日は虐待される乳牛の話で、見ているうちに気分が悪くなりました。見たくないのだけど、目を背けていてはいけないと思うから、がんばって見ます。

それはドイツ南部のバイエルン州のある酪農家でこっそり撮影された記録でした。

前脚で立てなくなった、暴力を受けた乳牛。後ろ脚だけで立とうとする牛が哀れでした。

また、虐待を受けて起き上がることさえできない乳牛。
虐待によって衰弱した牛たちをショベルカーで乱暴に持ち上げてトラックの荷台に放り投げる。もう、やりたい放題。このような人間に心があるとは思えない。ここまで残虐な人間、一体どのような環境で育ったのか知りたいです。

撮影した人は隠し撮りした記録を当局で見せていましたので、この酪農家の男は処罰の対象になるようです。

殴られ、蹴られ、立つことのできない牛たちの濡れた瞳を思い出すと、もうたまらないです。「肉はもういらない、ミルクもチーズも要らない」になってしまいます。


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車内の犬を消防隊が救出

ジッペイくんたちの死を覚えていらっしゃるでしょうか。車内に閉じ込められた犬たちが死亡した事件です。飼い主はどんな罪に問われたのでしょうか? それとも、死んだのは犬たちだからということで罪には問われなかったのでしょうか。そして今も犬を飼っているのでしょうか。

1週間前、ドイツ、ヘッセン州の新聞に、犬を消防隊が救出したという記事が掲載されていました。

この暑い時期に、飼い主は、「すぐ戻ってくるから」と思って犬を車に残して病院に行ったのです。ところが思いの外、時間がかかってしまった。

たちまちサウナ状態になった車内で犬はグッタリです。

幸い、通行人が発見して警察に連絡。消防隊が出動して犬を救出しました。(ちなみに発見者は犬を救うために車の窓を壊してもいいことになっています。)

この飼い主は動物虐待の罪に問われています。意図して傷つけたわけではないから、おそらく罰金ですむのでしょうが、法律に基づいて罪を償いことになります。(動物虐待は犯罪として起訴され、罪を償うほかに、悪質の場合は、以後、犬を飼うことも禁止されます。)

日本の捕鯨再開で私は針のむしろ状態

私の住むドイツでは、どの新聞を開いても、ニュースをつけても、雑誌を開いても、目に飛び込んでくるのは、日本の捕鯨再開の話題で、殺されたクジラの写真と共に大きく報道されています。

外国に住む日本人は針のむしろ状態にいる人も少なくないのでは?

日本人はなぜ今も水銀汚染のひどいクジラ肉を食べたいと思うのでしょうか? 

動物愛護の観点からも捕鯨に追求しています。クジラは銃を打った後、即死ではなく、絶命するまでに1時間もかかるのだそうです。その間、クジラは痛みで苦しみぬくそうです。

それに日本のニュースでは捕鯨についての話題がほとんどないことに気づきました。ドイツでは大きく取り上げられているのに。その差は何なのでしょうか。意図して話題にしていない、と思えるのですが。

日本での鯨肉の位置は今、「高級食品」で、デパートの地下のデリカテッセン売り場とかに高価格で売られています。

そこまでして、私たち日本人はクジラを食べる必要があるのでしょうか? 

捕鯨を好ましくないという意見を出すと非国民扱いされます。それでも、あえて申します。

動物愛護の観点を問題視したくなければ、それでは健康面からの視点から考えてみてください。

日本の捕鯨再開で、日本製品不買運動が起きるのは時間の問題だとにらんでいます。

そうです、こうあってほしい!

https://www.tjapan.jp/food/17241257?cl=tx3

NHKともあろうものが、なぜ何度も窓なしさえない閉じ込められた鶏舎を番組で紹介して、この鶏が産んだ玉子は特別おいしい、ここの鶏は特別な餌を与えているのだ、と褒めるのか理解に苦しんでいたところ、上記の記事を見つけて、嬉しくなりました。


ところで、ガラリと変わってヤマネの話題を。

庭にヤマネたちが来るようになったんです。ハムスターほどの大きさで、白に黄色と茶色が混じった三毛猫模様の毛に、真っ黒で真ん丸の目。長いしっぽ。

初めての出会いは、夜11時ごろ、庭木に水をやっているときでした。誰かに見られているような、何かムズムズした気持ちになって、ふと顔を上げると、木の枝にかけたリス用餌箱から彼らがじっと私を見つめていたのです。そのときは怖がらせないように私はそっと部屋に入りました。

そして昨晩のこと。日中やってくるリスたちのためにピーナッツを置こうとして手を箱に入れようとしたら、ヤマネと目が合ってしまった! しかも手はヤマネたちに触れんばかり。でも彼らは逃げようとしない。あのまま撫でることできたかも、と後で思いましたが、野生の動物は下手に人間になつかないほうが、彼らのため、ですよね。心配は猫、ですが(眼の前でリスが猫に襲われたことあって悔しく悲しい思いをした経験あるから)、ヤマネたちは夜行性だし、木からは降りて来ないから大丈夫ですね。けど、フクロウに狙われませんように。

ドイツのニュースでトップで報道された

ここでしばしば話題にしている鶏のひよこの殺処分、ドイツでは今、大きく取り扱われています。

ちなみにおとといの夜の全国ニュースでは、トップでこの問題が取り上げられました。「あっ、このシーンは見たくない」と目をつぶる私ですが。もう何回同じシーンを見たことでしょう。

ベルトコンベアで、ひよこ達が流れていきます。すぐに、ベルトコンベアから次々に落ちていく。生きたままシュレッダーにかけられる。

これがオスのひよこの短い短い一生です。

報道されなければ知らない事実です。

その事実を知ってからは玉子を買うにも慎重になってしまいました。ちょっと前まではオーガニックのスーパーマーケットにだけ、オスのひよこを殺していない養鶏場(野原に放し飼い)の玉子を買っていましたが、今では普通のチェーンのスーパーマーケットでも買えるようになりました。

最近、オスのひよこの殺処分を法律で禁止する法案がさかんに審議されています。殺処分が禁止になるのは時間の問題になってきました。

又々見てしまった、NHK放送

ドイツで時々見ているNHKの海外版、英語で放送です。日本在住の外国人が日本各地のおいしい物やを紹介する番組があるんですが、昨日は築地の行列ができる卵焼き屋さんでした。

ふっくら焼き上がっただし巻き卵焼きのおいしそうなこと! 紹介する若い女性はダーシャさん。

そして玉子がどこから出荷されているのかと、内容は流れていきました。

車は東京近郊の県の、山又山を超えた空気のいい、緑一色の中に入って行きます。たどり着いたのは、(私が恐れていた通り)養鶏場の四角い建物。窓なし。当然養鶏所内は暗く電灯がついていて薄明るくしてあります。

鶏工場・・・。そこでは鶏は、ただただ玉子を産ませるだけの道具です。満員電車のごとく詰め込まれた鶏たちが屋内のケージで並んで餌をついばむ様子に、ダーシャさんは「わあ、すごい」と明るく驚いていましたが、これは明るく驚いてもいいものなんでしょうか?

吟味された餌を与えているので、特別美味しい玉子が生産される、というものらしいです。

しかし、鶏の自然なありかたとは程遠い。「特別な玉子って言うからには、きっと山奥の自然豊かな土地で虫や草をついばむ鶏たちを紹介するんだ」と思っていたのですが、とんだ結末でした。

鶏舎に詰め込まれ、薄暗い中で餌を与えられ続け、玉子を産み続けさせられ、土も外の空気も知らずに短い一生を終える、哀れな鶏たち。

家族として扱う犬猫だけでなく、人間やペットのために命を提供してくれる家畜の扱いも考えてあげる時代になってきていると思うのですが。

すばらしい本に出会った!

すばらしい本をご紹介します。

「いのちへの礼儀」生田武志著  ちくま書房 2500円


この本は、週刊誌「新潮」(だったかな?)の「今週の冊」に、比較文学者、明治大学教授であられる菅啓次郎というかたが紹介されていました。

ペットの扱い、家畜のいのち、地上での動物のありかた等、「どうしてこうなんだろう」、「これでいいのか」と、心の中のどこかでいつも気になっていたこと・・・。漠然と、しかしかなり気になっていたこと、そして、動物(家畜を含める)の福祉を、どこから語り始めたらいいのか。

このすばらしい本に出会えてよかったです。評者の菅氏の言葉もすばらしい。書評の最後に、こう書かれています。

「確実にいえるのは、必要な共闘は種を超えた共感にはじまることだ。命を生かす。より少なく傷つけ合う。そんな文明への転換をめざそう。」

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