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オスのヒヨコに生まれたら

毎日、何気なく食べている玉子。
玉子を産むのは当然メスの鶏。
では、オスの鶏はどうなるんだろう? って考えたことありませんか。

ヒヨコは生まれたらすぐにオスとメスに鑑別されて、オスのヒヨコは即、殺処分されるってことご存知でしたか。

私自身、最近までそのことについて疑問視していませんでした。いや、正確に言うと、頭のどこかでは分かっていたような気もするけど、考えたくないことのひとつだったような気がします。

しかし、最近、ドイツではこの件がよく話題にのぼるようになりました。テレビで放映されるから、見たくないシーンもつい見てしまうのです。そして、玉子を食べるからには、玉子がどう生産されるかの事実を受け止めておくことがだいじだと思うようになりました。目を背けてはならないと反省しました。

オスのヒヨコは(ドイツでは)、電気で殺処分されてからシュレダーにかけられます。そのままの姿で、動物園の動物の餌になるヒヨコもいることは、動物園を見学したときに知りました。


一方、オスとして生を受けたが故に即殺処分ということは人道的でない、と見なす人も増えて来ています。そして、オスのヒヨコをそのように殺してしまうのではなく肉用に養う養鶏場も出現しました。

私はその養鶏場の玉子を買うようになりました。ちなみに数年前からドイツではオリに閉じ込めて飼うことは禁止になり、すべて平飼いです。しかし、狭い小屋に詰め込み式で飼う養鶏場もあって問題になっています。身動きできないオリよりはマシでしょうが。

鶏本来の姿。それは、地面を突っつき、虫や草や実を探す。私が子供のころに農家の庭先で普通に見ていた光景です。

その動物がその種らしく生きることを可能にする。たとえ、肉用に育てられる家畜、家禽であっても、です。家畜が生きているあいだ、苦痛を与えるような飼い方をしない。それこそが人間の役割だと思います。

安全な肉は高い

最近ドイツの新聞やテレビでよく話題になっていること:

それは、家畜の福祉。

食肉のために養われる牛や豚にも、苦痛を与えてはならないということです。そのためには、牛や豚に最も適した環境を人間が作ってあげなければなりません。

たとえば、牛は草をはむ動物です。穀物で育った一般の牛の乳には人に必要な栄養素が欠けています。単に柔らかい肉を得るために、又、できるだけ多くの乳を得るために、狭い牛舎に閉じ込められた牛たちはストレスのかたまりになっているでしょう。

コンクリートで床を固められた養豚場に詰め込まれた豚たちも哀れです。一生、土を踏むことさえないのです。唯一の「外に行くチャンス」は屠殺場に送られるときだけです。

牛や豚が放牧されて育てられた場合、鶏が放し飼いで砂浴びもでき、土中の虫をついばむことのできる環境で育てられた場合、その肉や卵は高くつくのは当然の結果です。

少々高くつくとしても、家畜のよりよい福祉のためにお金を払おう、という風潮が出てきていることは確かです。

高齢犬だけを斡旋する保護団体

保護施設に仔犬や幼犬が来ると、1,2日内に引き取り手が見つかりますが、10歳以上ともなると難しくなります。そもそも仔犬が保護団体に来ることはめったにないそうです。仔犬は引っ張りだこなのです。(だから東欧から仔犬をスシ詰めにして密輸する人が減りません。)

ドイツには10歳を超した犬専門に扱う団体があって、様々な犬種と雑種の高齢犬が新しいファミリーを待っています。先日は16歳雑種、という子がいました。近所の50代の女性は、13歳の大型雑種のむく犬を引き取りました。

天国に送り出すまでの間、たとえ一緒にいる期間が三ヶ月でも半年でも、地上での残された時間を安心して生きるチャンスを与えることができたら、と思います。

私も、再び犬を引き取るとしたら10歳以上を選ぶでしょう。自分の年齢も考慮に入れないとなりませんものね。

東欧から来た犬たち

最近は東欧から連れて来られた犬が本当に多くなりました。

これまである犬種にこだわって、ブリーダーから血統書付きの犬を買っていた人たちも、その犬が亡くなった後、次はティアハイムや愛護団体から譲り受けるというケースです。

近所には、ルーマニアから来た犬が何頭もいます。ルーマニアでは動物愛護意識がまだまだで、保護されている犬を撲殺したり、きちんと避妊手術を受けて再び放たれた犬たちが銃殺されたり、悲しい話が跡を絶ちません。

私が住んでいる町にも、ルーマニアの犬を救うグループがいくつかあります。

近所の人が飼っているルーマニア出身の犬たちは大型犬も小型犬も、おとなしく、やさしくて、こんな犬たちを殴り殺すという行為が理解できません。

私がテレビでたまたま見てしまった悲しい光景を思い出してしまいます。道で小型犬を殴り殺そうを棍棒を振り下ろす男、保護施設のはずである収容所で、おとなしい犬たちを引きずり出しては棍棒で撲殺する男たち。哀れな鳴き声が耳から離れません。(それは隠しカメラで撮影された映像でした。)

犬がプールで泳ぐ日

ドイツ人の友人から、「犬もプールに入れる日があるから行こう」と誘われ、私もワンコを連れて行って来ました。

実を言うと、「犬連れの人が数人、プールサイドで日光浴するんだろうな」程度に思っていました。ところが、びっくり。

入場料を払って領収証(?)のビニール袋(ウンチ袋)を受け取り、中に入ると、そこには犬の天国が展開していたんです。ほぼ絶句状態になった私。

こんなに大勢の犬を見たのは初めてでした。

スーイスーイと泳いでいる犬たち。まるでカワウソ! 
黒のラブラドルレトリバーはまさしくアザラシ。

プールサイドで愛犬を泳ぐようにうながしている人たち(犬より人のほうが積極的なケース)。

プールでいっしょに泳ぐ人と愛犬。

我が子(ワン子)を撮影しようと必死な人たち(ほぼ全員)。

飼い主がコーヒータイムしている間、広い緑地帯で走り回る犬たち。ジャーマンシェパードも、スタフォードシャーテリアも、ヨークシャーテリアも、プードルも、走る、走る。

あるとあらゆる犬種が集まっていました。もちろん雑種も。

プールは犬たちが入っても、水を飲んでもいいようにカルキを入れてないそうです。市の経営するこのプールに犬も泳げるのはたった一日だけなので、遠くからも犬を連れてやって来ます。

犬たちがキラキラと目を輝かせて愛する飼い主を見上げます。

私は思ったのでした。犬たちの天国って、きっとこの光景に似ているんだろうな、と。

ヒヨコの運命はいかに?

この欄では犬猫だけでなく、家畜動物一般についても情報をお知らせしたいと思っています。

「なんだ、ニワトリの話?」とお思いにならず、ペット以外の動物たちの命についても一緒に考えましょう。

ドイツでは今、ヒヨコの殺処分について論議を呼んでいます。

ここでも何度か書きましたが、多くの先進国で、オスのヒヨコは一日を待たずに殺されてしまいます。最近、テレビでよく、殺処分シーンが報道されます。私など、目をそらしてはならないとわかっていながらもやっぱり見るのが苦しくて、つい横を見てしまいます。

そして、玉子を買うときにそのシーンが頭に浮かびます。鶏肉を買うときにも。朝、目玉焼きを作るときにも。

オスのヒヨコを即、殺すのは人道に反する、しかし、オスのヒヨコを生かす方法は?

さらに多くの養鶏場が必要となります。ドイツではオリに閉じ込めて飼うことは法律で禁止されていますから、放し飼いということになりますが、それにはより広い土地が必要になります。ドイツで養うのがムリならば、東欧諸国のようなドイツより物価の安いところへ移送して養うことになるのでは?といった意見もあり、本当に難しい問題です。

今日、オスのヒヨコ殺処分に関する法律ができるかどうかの判定がなされることになっています。

その是非は数年来、ニュースになっていますが、いずれ、生まれたばかりのヒヨコの殺処分は法律で禁止されると思います。

しかし、オスのヒヨコも数ヶ月で精肉工場行きでしょう。
どちらが人道的か?という疑問は終わりそうにありません。

猫25匹置き去りにした人、名乗りでてくださいって、どうゆうこっちゃ?

本日のテレ朝、インターネットのニュースで次の記事をご覧になりましたか。

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千葉県市原市の動物病院に猫25匹が置き去りにされているのが見つかりました。

 27日午前7時ごろ、市原市の動物病院の倉庫の前に、ペットを持ち運ぶための大きさ50cmほどのバッグ3個が置かれているのを出勤した病院の関係者が見つけました。警察によりますと、バッグの中には子猫10匹を含む合わせて25匹の猫が入れられていました。いずれもけがなどはなく、元気だということです。病院によりますと、半年ほど前にも今回と同じバッグに複数の猫が入れられ、置き去りにされていました。警察は「一時的に猫を預かっているが、飼い主は早く名乗り出てほしい」と話しています。

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飼い主に、早く名乗りでてほしいそうです。

飼い主は、「ああ、うっかり置き忘れてまして、すみませ~ん!♪」とでも言いながら、頭かきかき、引き取りにやってくるとでも? 名乗り出てほしい、という発想がおめでたいというか、恐い。これって、ドイツだったら犯罪として扱われます。犯人に自首してくださいと呼びかけるのならまだわかるけど。日本では犯罪じゃないのですか?

哀れなのは捨てられた猫たちです。まずは保護施設に収容して、健康診断の後、予防注射と避妊去勢(←これだいじ!)を施し、ファミリーを探す。それが動物愛護先進国。

飼い主が頭かきかき、引き取りに来なかったらーーーー殺処分?

犬猫の身分証明

災害が起きたときを想定して、犬猫のことも考えておかなければなりません。犬猫も家族の一員なのですから。

パニックにおちいって逃げ出すこともおおいに考えられます。誰かが保護してくれても飼い主を探すのが大変です。

その解決法はただひとつ。

「チップを埋め込んでもらう」

ドイツの犬はチップ埋め込みが義務です。犬と飼い主の情報はすぐにわかります。チップがまだ一般化していなかったころは、イレズミを耳の中や内股にいれるという方法が多く用いられていました。

日本もチップ埋め込みが義務になればいいのに、と思います。保健所の殺処分も、チップから情報を得て、飼い主を特定したり、確認することができるでしょう。売れ残った犬を殺処分に持ち込む人の傾向もわかるでしょう。何回も犬を殺処分してもらいに連れて来る人は、要注意人物となるでしょう。

世界最年少の動物愛護団体?!

フランクフルトで新しい動物愛護団体誕生!
これまでのと少々異なる点は発足人とメンバーの年齢にあります。なんと6歳から9歳の女の子たちが立ち上げたんですから。

始まりは、ケガしたウサギを公園で見つけたことでした。女の子たちはケガしたウサギを捨てた人がいるという事実にショックを受け、ゴミとして扱われたウサギの絵を描いて、店に許可をもらい貼って回ったのです。
「子どもたちは肉屋さんにも出向いて、ポスターを貼らせてくださいと頼んだそうです。」と担任の教師は述べています。(貼らせてくれたかどうかは不明ですが。)

突如、動物愛護活動家となった女の子の母親は言っています。
「ウサギを保護したことがきっかけとなって、子供たちには次々と疑問がわいてきたようです」。

たとえば、

人間の価値は動物の価値より勝っているの?

人間は人間を食べないのに、なぜ動物なら食べてもいいの?

ケガしたウサギは動物救護グループ体が引き受け、治療中だそうです。ケガが治ったら、動物ホームに送られ、新しいファミリーを探すとのこと。

獲っては捨て、獲っては捨て

新聞に掲載された、人間の大人ほどもある巨大な魚の写真。それはライン河で20代の釣り人が釣ったナマズでした。釣り上げられたナマズの横で得意顔の青年が寝そべっています。ナマズの年齢は55歳。記念撮影の後は捨てるしかない、ライン河のナマズ。

その写真を見て不愉快になったのは私だけではなかったようです。翌日の読者投稿欄には何人もの人が、「食べるわけでもないのに、55年も生きてきたナマズを個人の楽しみのために殺してどうしようというのだ? なぜ放してやらなかった?」、「捨てるナマズを死なせる必要などなかったのに!」と意見していました。

私自身も九州の天草(有明海)で釣り人らが堤防に置き去りにしていったたくさんの小さなフグを見て悲しい思いをしました。食べられないので捨てる。生命を奪い、そして捨てる。

また、ドイツは昔、タラ漁がさかんでした。今ではタラの数が減り、もう大衆魚ではなくなりつつあります。売り物になる魚以外は海に捨てていたのです。死んだ小さめのタラや売り物にならない雑魚を何トンも何トンも漁船から捨てる。

「漁獲量が減った云々」を聞くたびに、つまるところ人間は「ツケを払っているのだ」という気がしてなりません。

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