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今日は雪 小鳥たちとリスに餌やりしないと!

ドイツのスーパー店先に売ってあるものと言えば……、野鳥に与える餌の大袋です。種子や木の実などを脂肪分で球状に固めたものは木につるしたり、バルコニーの柵につるします。

冬は雪で地面がおおわれたり、土が凍ったりして野生の小動物たちが餌を探しにくくなる季節です。私たちは専用の餌箱を2つ、小鳥専用のつるし型の餌やり容器をひとつ、木につるしているほか、ところどころにクルミを置きます。クルミはリス用ですが、ときどき、大きなかささぎから盗まれることも。

これを書いている部屋は目の前に大きな窓があるので、書きながらバードウオォチングができます。

クルミを見つけたリスは木の上に持っていって食べるか、多くの場合は土に埋めます。土に埋めるところを目撃すると、私はためいき。彼らは9割がた忘れてしまうからです。でもたまに物覚えのいいリスもいて、掘り返して見事に何週間か前に隠したクルミを探し当てる子もいることに気づきました。

冬眠しているヤマネたち。春になったら再び通ってきてほしい。ここに来るヤマネは私に馴れて、餌箱に手を入れてピーナッツを差し出しても逃げません。夜行性なので会えるのは夜半に限りますが。

コロナとペットたち

休日には森や野山でハイキングするのが私たち夫婦の習慣なのですが、以前は人に出会わなかったような深い森でも山奥でも人がぞろぞろ歩いています。多くは犬連れ。

そうです、コロナで人々の行くところが森や山に集中したからなんです。アメリカのニュースによると、犬がすべて引き取られてカラッポになったティアハイムもあって、大喜びして万歳しているスタッフのようすが映し出されてました。

ドイツではホームオフィスが奨励されています。自宅での仕事は、学校が閉鎖されている子供たちもいるため狭いアパートに住んでいる人にとっては大きな問題となっています。

逆にコロナの恩恵を受けているのは犬猫たちで、「食料品の買い出しと犬の散歩だけが外出のチャンスだ」と言う人もいます。(ドイツではもう一か月以上、食料品を扱う店以外はすべて閉まっています)。

犬が「また散歩なんだって!あ~あ」とため息をつくジョークが登場しました。

庭のリスやヤマネやハリネズミのこと

我が家の庭は広くはないのですが、誰かが植えたわけでもない、たぶん小鳥が種を撒いたと思われる、いわゆる雑木が大きく育っています。家自体が建てられて60年近いので、樹木も同じ年齢でしょうか。そこはリス、ヤマネ、シジュウカラ、キツツキたちの生息場です。

冬の季節、枯れ枝の間をリスたちが追いかけごっこをします。巣から落ちたリスの赤ちゃんを育てる話をよくテレビで見ますが、私もそのような「幸運」がやってきた時のために、ミニミニ哺乳瓶を準備しているのですが。もっとも、リスは保護動物で、独り立ちできるようになったら自然に戻さないとなりません。

夜中になるとヤマネたちが枝に提げた餌置き場にやってくるのが聞こえます。キッキッと鳴きますが、昨日の晩はケンカでもしているのか、「キーッ」という声がしました。

ヤマネは人をあまり警戒しない性質を持つのか、私が夜11時ごろピーナツを餌置き場に行くと、スルスルと幹から降りて来るほどです。たまたま餌置き場の中にヤマネがいて、それを知らずに私がピーナツをつかみ入れる時、ヤマネたちと目が合って、ふさふさした尻尾に触れそうになり、こちらがドキッとすることもあります。

地上をゴソゴソと音を立てて歩き回るのはハリネズミです。冬は冬眠しているのでいませんが、この限られた空間のどこに冬眠しているのか謎です。ハリネズミも夜行性なので、夏の夜などフッフッフッという、餌を探し回るハリネズミの鼻息が聞こえて来ます。ここに出没するハリネズミはよそで見たことないような特大で、鼻息もすごいのです。

我が家に滞在していた日本人の友人が庭でくつろいでいる時、目の前をハリネズミが通過して、「な、な、なにか変な物が庭に~!」と叫び声をあげたことを思い出し笑いしています。

ティアハイムの犬猫引き取り料金

クリスマスが過ぎて、そろそろプレゼントにもらった子犬がじゃまだ、面倒だ、世話する時間がない、と感じる人が出てくる頃となりました。新聞に、どこどこに子犬が放置されていた、ハムスターがゴミ箱に捨てられていた、幼犬がつながれて置き去りにされていたなどという記事が載っています。


ドイツには至るところにティアハイムがありますが、この町のティアハイムでは、飼えなくなった犬猫を引き取ってもらいたい時、有料ということになっています。

犬は70ユーロ(約8千円)、猫は40ユーロ(約5千円)です。

しかし、払わなくても犬猫は引き取ってもらえます。
「引き取りを拒絶することはないので安心して連れて来てください。放置するようなことだけは絶対にしないでください。」と、ティアハイムは声を大にしています。

反対に、犬猫をティアハイムが譲渡する時は、基本的に避妊去勢されており、予防注射料やその他の料金として、一匹につき400ユーロ(約5万円)ほどかかります。雑種でも純血種でも同じです。

ちなみに個人が家で生まれた雑種の子犬を譲渡する際も、ただということはまずありません。雑種でも5万円から8万円はします。特別に繁殖させた雑種(たとえばゴールデンレトリバーとプードル、ヨークシャーテリアやマルチーズなど)だと数十万円することもザラです。

人間だけじゃない。ペットのための「生活保護」

ドイツには、犬猫用フードが無料でもらえたり、獣医さんたちがボランティアで犬猫の病気を診るシステムがあります。

対象は生活保護を受けている人やホームレスの人たちが飼う犬や猫です。「お金がなければ動物を飼うべきではない」という考えはありません。

「生活費に困っている人たちやホームレスの人たちにとっても、ペットの犬猫が心の大きな支えになっているケースが多い。その人たちにとっても犬猫は家族なのです」と、この機関を運営する人は述べています。

そういった機関は寄付で運営されています。

私が住む町にも生活保護を受けている人を対象とした団地がありますが、犬を飼っている人は多いです。横の道を車で走っていると、いるいる、ミックス犬をはじめとして、チワワ、テリア系、ドーベルマン、スタッフォードシャーブルテリア、ジャーマンシェパードまでいろいろいます。

よく出くわす、やさしいおばあさんもその団地の住民で、コーギーのようなミックスの「ローラ」とゆっくりゆっくり歩きます。おとなしくて、誰にでもフレンドリーなすばらしいワンコです。ルーマニアで殺処分される寸前に救出された犬だそうです。私が、「ホリディに行く時は言ってください。私、いつでも無料で預かります!」と申し出たら、「もうこの年になったらホリディには行きませんよ」と笑われました。

小動物と遊べるカフェ

先日、ドイツのテレビで、日本の巷で流行しているという「小動物と遊べるカフェ」が紹介されました。そのようなカフェがあることを初めて知りました。

ハムスターや、ハリネズミや、子犬や、子猫を抱っこしたり、触ったりできる、ということでペットの飼えない都会ではブームになっているとのこと。金儲けのためなら何でもあり、です。

夜行性の小動物を一日中、人に触らせる。
本来はほとんどの時間寝ているはずの子犬や子猫を抱っこさせたり、触らせたり。

このような動物たちが長生きできる確率はかなり低いでしょう。
子犬や子猫は幼少期に受けるストレスで将来、トラウマを抱える可能性が大です。もっとも、これらの子犬や子猫が成長した後、どこへ行くのでしょう? 

テレビではこれらの動物たちが受けるストレスについての説明があり、私は「日本人として恥ずかしかった」と告白しなければなりません。

動物たちの受けるストレスなどお構いなしなのです。動物と遊びたくてカフェにやってくる人たちはそこまで考えません。「かわいかったね、癒やされたね」と言いながらカフェを去る。動物を愛(いと)しいと思う時、動物がどのような状態にある時は最善なのか、ということまで考えてほしいと思います。

名著「いのちへの礼儀」

「いのちへの礼儀」

生田武志著     筑摩書房

名著です・・・ (以前にもここで紹介致しました。)

すべての日本人に、いや世界中の人に読んでもらいたい一冊です。

この本を書いてくださった生田武志様を尊敬し、「今週の一冊」として週刊誌上で推薦したくださった管啓次郎様に心から感謝しております。
推薦の文章もまた、こころの底まで強烈に響いてくるものでした。

安いカシミアセーター、なぜ安い?

今回もドイツのドキュメンタリーから。


一昔前まではカシミアのセーターというのは高級品の代名詞のようなものでしたね。一頭のカシミヤ羊から一度に数十グラムしか取れない貴重な毛で、しかも落ちている毛を拾って歩く作業が骨の折れる仕事だと聞いていました。

しかし今日日のカシミアはもう誰でも買える値段です。私も帰国するたびに1、2枚セーターを買っていました。しかし、いつも心のかたすみに「?」が出現・・・。なぜこう安くなったのか? カシミア毛の需要が多くなってカシミヤ羊の数が何百倍になったのか? で、人々はその何百万頭が岩山に落とす毛をせっせと拾い集めているのか?

もっとも心のかたすみでは、モンゴルで何が起きているか知らせられなくてもわかっていたような気がします。先日のドキュメンタリーで目にした光景はまさしく想像していたものと同じ、いやそれ以上に残酷なものでした。

大量生産。そこには動物愛護の精神など入り込む余地はありません。狭い所に詰め込まれたカシミヤ羊は血が出るまで毛を刈り取られます。限られた時間になるべく大量の毛を供給するために動物たちが犠牲になり、人々は利益だけを追求するのです。

安いカシミヤセーターにはカシミヤ羊たちの苦痛と哀れな悲鳴がいっしょに織り込まれているのです・・・。

「家畜の福祉」にも十分配慮する団体や会社もあります。十分なスペース、オーガニックの餌、新鮮な水、清潔な環境、そこで働く人々の快適な労働条件を満たし、それをしっかり管理する団体、会社が存在します。当然、カシミヤセーターは高くなりますが、ていねいに作られるせいで長持ちします。

みなさま、安いカシミヤセーター売り場で、どうかこれを思い出してください。

キーホルダーの毛皮は?

ドイツのドキュメンタリーです。

さすがに毛皮のコートを売る店はめっきり減りました。ゼロではありませんが、未だに毛皮を着ているのは、ほとんどがおばあさんです。昔昔、若い頃に無理して(?)買ったと思わしき毛皮コートを重そうに着ています。

しかし、毛皮が街の店から消えたかというと、そうではありません。あなたもお持ちではないでしょうか? ふさふさ毛皮のついたキーホルダーや、ふわふわ毛皮のブローチや、コートのえり。

ドイツの動物保護チームは真夜中にポーランドのキツネ飼育場に潜入しました。

銀色のキツネ、純白のキツネ、金色のキツネ、あらゆる色の、見事なまでにふさふさな毛並みのキツネたちが一頭ずつ、身動きさえできない狭いオリに閉じ込められています。キツネたちはキーホルダーや、コートのえりや、バッグの飾りのために撲殺されるのです。

買う人がいなくなれば、こんな残酷な繁殖も意味がなくなります。

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