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可能だが難しい。難しいけど可能だ。

ちょうど帰国していた時、インド人4名のグループの通訳を頼まれたことがあります。インド北部のある町で「聖人」と呼ばれる男性と、彼を敬い、お世話する3名のお金持ちの人たちです。
「聖人」はかなりのお年のはずなのに、実際の年齢の半分ぐらいにしか見えませんでした。その方は慈悲にあふれた目で人々に接し、人生相談を受け(もちろん無料)、機知に富んだ答えで相談者を驚かせました。
食事はオレンジとミルクとインドから持参した薬草茶だけ。過去数十年、それだけで身体を維持しているのだそうです。実際、お付きの人が毎日、オレンジとミルクを買いに行って部屋に届けました。そして、私たちがインド料理のレストランでベジタリアンの食事をする間、その方は同席して瞑想していました。
この一行は九州のある市の郊外にヒンズー教のお寺を建てるというプロジェクトで日本を訪れたのです。市の職員の人たちとの歓迎会の席で、「聖人」は「私たちはみな愛でつながっている」という言葉で始まる挨拶をして、そういう言葉に慣れていない人たちは少し戸惑っていたように思います。しかし、数人の人が「感動した。すばらしかった」と後で私のところに言いに来ました。

みなが食べている間、インド人たちは外を散歩しました。私もそれに加わりました。彼はそこで初めて私に個人的なことを質問したのです。「あなたは食べなくてもいいのか?」と。「今日はなぜか食べなくてもいいような気がします」と答えると、「食べる量は三分の一にして、水を3倍飲めば健康が保たれる」というアドバイスをもらいました。
「何か希望があれば言ってみなさい」と言われ、私は「亡くなった犬に会いたい。一目でいいから、3秒でいいからこの目で見たい」と、つい言ってしまったのです。

「それは可能だけど、難しいよ。難しいけど、可能だ」。

私はあの言葉を忘れることができません。私がこの世にいる間に天国の犬を見る。難しいことだろうけど、いつか、きっと、それが実現すると、なぜか信じられるのです。

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