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空飛ぶワンコたち

昨日書いた、「移動中だけワンコの飼い主」制度は30年ぐらい前からドイツで大変ポピュラーです。

ドイツではギリシャやスペインなどからドイツに連れて来られた犬のことを「南国の犬」と呼ぶことがあります。

ホリデイとしては最高の南欧や、物価が安くて最近ツーリストも多く出かける東欧は、動物愛護がそれほど徹底していなくて、旅行中も悲しい光景を見ることがよくあります。

1メートルぐらいの鎖につながれた犬、犬小屋の周りはフンだらけといったケース。
小さな檻に猟犬が何頭も詰め込まれているケース。
骨と皮だけの皮膚病の野犬。
ヨーロッパは動物愛護の先進国なんて言えたものではありません。動物愛護の先進国はヨーロッパの中でも数カ国だけ。ここドイツ、スイス(最も優れている)、オーストリア、オランダ、スカンジナビア諸国。

そこで、南欧や東欧から続々と殺処分のない動物先進国に連れて来られるというわけです。(東欧からは普通、陸路。)

ドイツにはギリシャとスペイン出身のもとストリートドッグを専門にあっせんする団体がいくつもあります。最近は東欧、特に、悪名高いルーマニアから多くの犬がレスキューされてドイツで幸せな家庭犬になっています。周囲を見渡すと、すごい。あの犬もこの犬もルーマニア!

もとストリートドッグは他の犬との協調性もあり、おとなしく、飼いやすいと好評です。もちろん、問題ありの犬たちはまず保護団体で問題を治してから新しい飼い主を探します。
びくびく、おどおどしていた犬が、人間の愛情によって少しずつ心を開いていくようすを見ると私も幸せな気持ちになります。

もうすぐスペインの離島からドイツに犬を運びます!

来月はスペインのカナリー諸島で休暇を過ごす予定です。
カナリー諸島はアフリカの西海岸にあって、地理的にはアフリカに属しますが、スペインの離島です。私たち夫婦は去年から、その中でも一番小さくて辺鄙なイエロ島に通うようになりました。

カリンさんは島の男性と結婚したドイツ人で、ティアハイムを運営しています。
今回は、このティアハイムの犬を2頭、ドイツに運ぶボランティアをすることになっています。

スペインやギリシャやトルコなどからツーリストがドイツに帰る際、搭乗する飛行機に自分の犬としてチェックインして、到着後、チェックアウトし、空港で待っている活動家に渡すのです。

面倒なことは何もありません。ボックスに入れられた犬が空港に連れて来られ、チェックインするだけ。書類は全て記入済みで、ツーリストは名前を貸すだけです。

とは言っても、5時間はペーパー上、私たちの犬なのですから、ちょっと緊張もするし、楽しみでもあります。どんな犬が来るのでしょう。

フランクフルトで待っているはずの人たちが受け取りに来なかったら、そのまま私たちの犬になってしまうかも?

アハハ、それは冗談ですが、もしも万が一、事実になってしまったとしたら、その犬たちを引き取る運命だったのでしょうね。

ドイツのニュースでトップで報道された

ここでしばしば話題にしている鶏のひよこの殺処分、ドイツでは今、大きく取り扱われています。

ちなみにおとといの夜の全国ニュースでは、トップでこの問題が取り上げられました。「あっ、このシーンは見たくない」と目をつぶる私ですが。もう何回同じシーンを見たことでしょう。

ベルトコンベアで、ひよこ達が流れていきます。すぐに、ベルトコンベアから次々に落ちていく。生きたままシュレッダーにかけられる。

これがオスのひよこの短い短い一生です。

報道されなければ知らない事実です。

その事実を知ってからは玉子を買うにも慎重になってしまいました。ちょっと前まではオーガニックのスーパーマーケットにだけ、オスのひよこを殺していない養鶏場(野原に放し飼い)の玉子を買っていましたが、今では普通のチェーンのスーパーマーケットでも買えるようになりました。

最近、オスのひよこの殺処分を法律で禁止する法案がさかんに審議されています。殺処分が禁止になるのは時間の問題になってきました。

森を疾走する犬たち

もしあなたが犬が苦手なかただったら、ドイツの森を散歩するときはご注意ください。心臓が止まる思いをする光景に出くわすかもしれませんから。

森を歩くとき、犬は多くの場合、リードなしです。時には飼い主から遠く離れたところで匂いをかいでまわったり、森にある広い野原を走り回ったりします。

私は広大な野原を見るたびに、「この野原は風の犬たちの楽園だなあ」と思います。「風の犬」(WIND HUND)とはドイツ語の直訳なんですが、グレイハウンドやウィペットやサルーキのような走るために生まれてきたような犬たちのニックネームです。

そして、ドイツの森では、風のように速く走れない犬も、シーズーも、ゴールデンレトリバーも、パグも「みんな一緒に森を走ろう」の集まりに参加することもできます。

20~30頭もの大中小の犬たちが森を疾走する光景を想像してください。
集合場所からいっせいに犬たちがドドーッと森の奥をめがけて走り始めます。飼い主はずっと後ろのほうからおしゃべりしながら歩きます。飼い主のところまで走り戻ってくる犬もいるし、脇にそれて視界から消える犬もいます。

訓練士や飼い主が掛け声をかけると全員、飼い主のところに戻って来なければなりません。訓練士の犬は当然ながら非常に訓練されていて、次の命令をいつも耳をピンと立てて待っています。戻れ、という命令に従うことが森をリードなしで歩くことの最低条件です。

途中、切り株を使ってアジリティーの練習したり、自転車や乳母車に出くわしたり通過する時は道の脇に整列して待つ、という練習もします。

訓練や練習が終わると再び自由に駆け回ります。犬とは走る動物なのだと再認識するひとときです。でも、犬が恐い人や犬は嫌いな人はドイツの森では散歩しなほうがいいかも、ですね~

老人ホームで暮らす犬たち

義理の父が住んでいた老人ホーム(ドイツ)はワンコも同居OKです。

ある高齢の女性は大型のプードルといっしょに住んでいました。散歩の時間になると、犬がまず部屋から飛び出して、大喜びで、まずはロビーを走り回ります。それから、御婦人は愛犬と一緒に、周辺の住宅街の並木道を、歩行器を押しながら、優雅にゆっくりゆっくり歩くのでした。(犬はリードなしで散歩!)

シーズーと暮らしている女性もいました。それから、ホームになんとなく住み着いている猫もいて、サンルームで入所者たちと一緒に日光浴していました。

私たち夫婦は、毎日預かっていた犬のティミー(スペインから引き取った雑種の中型犬)を連れて父親を訪問したものです。

ホームの廊下には、犬のおもちゃの入った箱や、犬用のベッドが置いてありました。職員が毎日連れてくるポインター犬(やはりティアハイムから引き取った)のものです。ティミーは勝手におもちゃを引っ張り出して来ては、「黙って持って来たらいけないでしょ」と私たちに叱られるのでした。

老人ホームで愛する犬や猫と一緒に住めるのが当然となればいいですね!

「東欧から来た犬」の意味

私の周囲で飼われている犬の多くは東欧、つまり東ヨーロッパから連れて来られた犬たちです。

角の家に住むSさん親子は、ミュンスターランダーというドイツの猟犬にこだわりがあって、ずっとその犬種を飼っていました。2年前に最後の犬が病気で天国へ行くと、娘さんは休暇のたびにルーマニアでボランティアをするようになりました。(動物愛護とは程遠い環境で、行くたびに何から手を付けたらいいのかわからない、そうです。)

そして、ある日、2頭の中型犬(むく犬!)をルーマニアから連れ帰り、1頭は年金ぐらしの両親が飼い、1頭は自分のアパートで飼うことに。仕事場には犬を連れて行くそうです。

ルーマニアにも動物を保護する人たちがいますが、ルーマニアの政府は動物愛護や動物の福祉を考えようともしないようで、「犬を撲殺していい日」には棍棒で犬たちを叩き殺す男たちをとがめようともしません。
せっかく避妊去勢された犬たちをおもしろがって銃で撃ち殺す人間もいました。

しかし、殺処分所で死を待つ犬たちを救おうとするルーマニア人もいます。殺処分の寸前でも、「ドイツにその犬がほしいという人がいる!」という情報が入れば、殺処分所ではその犬を引き渡してくれます。

私の住む地区にも定期的にルーマニアから犬を乗せたヴァンが定期的に来ます。そのことを知らなかった時、私は一体何だろう?と不思議に思い、ヴァンを見に行ったのでした。

ヴァンを目指して大勢の人が集まり、犬を受け取っているのです!2頭受け取る人もいました。ヴァンを運転している男性二人は獣医で、ドイツのグループと連絡を取り合い、殺処分になるはずの犬たちをドイツに運んで来るのです。

犬を撲殺する人もいる。でも、こうして救う人もいる。
救う人が虐待する人より多くなることを祈っています。

隣人のダックスフント「ビーネ」はチェコ出身

近所に住む「ビーネ」はワイヤーヘアの大きめダックスフントです。(ドイツでは普通「ダッカル」と呼びます。)

台湾人の友人が、DACHSHUNDをDUCKSHUNDと発音してましたが、DUCKS(鴨)猟の犬と思ってたみたいです。でも本当はDACKSで、穴熊のほうです。穴熊の狭くて深い穴に入って行けるように胴長のソーセージみたいな犬に改良したのだそうです。だけど見かたによっては鴨かアヒルのような形をしてますよね。間違えるのも無理ないかな。

前置きが長くなりました。
隣人は「ビーネ」を、ある自称繁殖家のチェコ人から買ったそうです。「後でわかったのだけど、まともな繁殖家ではなく金儲け目的の繁殖屋だったわ」と隣人は言っています。

3ヶ月の「ビーネ」は予防接種の証明書が付いていましたが、後に、適当に書いたものだということが判明。駆虫済み、と記載されていたのに、便に大量の虫を発見して一家は大騒ぎに。

つまり予防接種も駆虫もしていなかったらしいです。趣味で繁殖していると言っていたそのチェコ人は他にも何種類かの小型犬を飼っていて、そのうち姿をくらましてしまったそうです。

東欧から百頭単位で仔犬が密輸されている現実があります。買う人がいるかぎり、密輸は終わりません。やっと乳離れしたような仔犬たちは、ほとんどが数日内に死んでしまうそうです。1頭でも伝染病のパルボに罹っていると、トラック内の仔犬はほとんど全滅する
のです。

ドイツでは、
買う人がいるかぎり、密輸は終わらない。

日本では、
買う人がいるかぎり、ペットショップやインターネットでの仔犬の販売が終わらない。

本物の愛護団体を探すことの難しさ

実は私、台湾で糖質制限の料理本を出版したのですが、そこからの印税は全部、台湾の犬猫保護団体に寄付する、と神様に約束したのです。

そして台湾の保護団体を探し始めたのはいいのですが、ドイツにいて、台湾の地方にある団体を探すことの難しさを感じています。ここはどうかしら、とネットで探して、台北で野良犬保護に専念している元パイロットの台湾人友人に尋ねると、「ああ、だめだめ。ぼくも3年前まで何度もそこに寄付したことあるけど、騙された! 救助の模様をビデオにとっていかにも本物っぽいけど嘘だったんだ」という返事。

なかなか見つからない! そう。病気の野良犬を保護するふりして、寄付金を集める、そういう団体の多いこと!

みなさまもどうぞ気をつけてください。YOUTUBEやビデオで犬猫を保護する熱心な活動が本当に行われているかどうか、それを見極める必要があります。日本の友人に話したら日本でも詐欺が多いとこぼしていました。ドイツでも億の寄付金を集めて着服した自称動物愛護家が発覚したことあります。公の団体だと一応信頼できる、とは思いますが。

お金を寄付するときは個人的に保護段団体と接触のある地元の人に確かめてからにしてくださいね!

「ペットたちは死後も生きている」の印税は、エピローグで書いた通り、日本国内で、個人でせっせと保護している方に渡すことにしています。天国の、愛するコロちゃんからもらった大切なお金ですから、むだに使いたくないです。

アメリカのレスキュー隊 

これはアメリカのレスキュー隊です。

https://www.youtube.com/user/eldad75/videos

www.HopeForPaws.org

これを見ると、もう欲しがりません勝つまでは、の気持ちになります。え?何を?

生活に余計なものや贅沢品はもう欲しがりません、動物愛護が勝つまでは、です。

世の中には犬をこうして捨てる人もいる。そして救助する人もいる。

ビデオを見ると捨てられた犬の哀れさに涙が出るけど、次にレスキューする人たちの活動に涙が出ます。ありがとう、本当にありがとう、と感謝と愛の波動を送ります。(そして、へそくりも送りますっ!) 治療代にもかなりかかっているだろうと思われます。

最近、危険種の犬が増え続けている

今日、犬の散歩で近所を歩いていたら、向こうからドゴ・アルヘンティーノという白い大型犬を散歩させている男性が見えました。リードにつないでいるけれど、その犬は力が強いから男性をぐいぐいと引っ張っています。

私が連れている犬は小型犬。いや、連れている犬が大型犬だったとしても、いきなり知らないドゴ・アルヘンティーノと接触させるのはリスクが大き過ぎます。

ドゴ・アルヘンティーノはボクサーを純白にして2回り筋肉を大きくしたような形で、ドイツでは危険種になっています。しかし私が住むヘッセン州では危険種に対して寛容で、その証拠に近所で数えた結果、大型の危険種が12頭はいるようです。

一昔前は1、2頭だったのに、なぜこうも増えたのでしょう。しかも、昨日は子供と若い父親が2頭のピットブルの仔犬を散歩させてました。

ドゴ・アルヘンティーノを連れた男性は、私が反対側の歩道に渡るのを見て、「パニックになる必要はないよぉ」と何度も叫びました。しかし、犬が興奮状態になりつつあるのが見てとれる。

実は、この男性は先日、道で出会った私と夫に、「UFOは存在する。おれはUFOを・・・」と突然早口で喋り始めた曰く付きの人間で、私の脳は「近寄るな」の信号を発信していました。私たちは、「ああそうですか」とさり気なく言って交したのですけど。

何よりもその男性に近づきたくない。(あ、私はUFOは存在すると思ってますけど、それとこれは別、ですね。存在を信じていてもいきなり知らない通行人に、UFOは存在します、と演説しません。)

闘犬種、つまりドイツの危険種でも、人にも他の動物にも優しい、すばらしい犬がいることも理解していますが、見ただけではわからない。飼い主には忠実でいい犬でも、他の犬を攻撃して死なせたり人を襲う犬もいます。

2年前、トルコの牧羊犬であるカンガルという超大型犬(ドイツでは危険種とされている)が75歳の女性を襲い、女性は亡くなりました。先週、裁判があったのですが、執行猶予でおしまい。

ドイツでは今後、一体何人犠牲になったら国会で討論されるのでしょうか。犬が噛み殺されても泣き寝入りですから、自分自身で自分と犬の命を守るほかありません。

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