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ティアハイムの犬猫引き取り料金

クリスマスが過ぎて、そろそろプレゼントにもらった子犬がじゃまだ、面倒だ、世話する時間がない、と感じる人が出てくる頃となりました。新聞に、どこどこに子犬が放置されていた、ハムスターがゴミ箱に捨てられていた、幼犬がつながれて置き去りにされていたなどという記事が載っています。


ドイツには至るところにティアハイムがありますが、この町のティアハイムでは、飼えなくなった犬猫を引き取ってもらいたい時、有料ということになっています。

犬は70ユーロ(約8千円)、猫は40ユーロ(約5千円)です。

しかし、払わなくても犬猫は引き取ってもらえます。
「引き取りを拒絶することはないので安心して連れて来てください。放置するようなことだけは絶対にしないでください。」と、ティアハイムは声を大にしています。

反対に、犬猫をティアハイムが譲渡する時は、基本的に避妊去勢されており、予防注射料やその他の料金として、一匹につき400ユーロ(約5万円)ほどかかります。雑種でも純血種でも同じです。

ちなみに個人が家で生まれた雑種の子犬を譲渡する際も、ただということはまずありません。雑種でも5万円から8万円はします。特別に繁殖させた雑種(たとえばゴールデンレトリバーとプードル、ヨークシャーテリアやマルチーズなど)だと数十万円することもザラです。

人間だけじゃない。ペットのための「生活保護」

ドイツには、犬猫用フードが無料でもらえたり、獣医さんたちがボランティアで犬猫の病気を診るシステムがあります。

対象は生活保護を受けている人やホームレスの人たちが飼う犬や猫です。「お金がなければ動物を飼うべきではない」という考えはありません。

「生活費に困っている人たちやホームレスの人たちにとっても、ペットの犬猫が心の大きな支えになっているケースが多い。その人たちにとっても犬猫は家族なのです」と、この機関を運営する人は述べています。

そういった機関は寄付で運営されています。

私が住む町にも生活保護を受けている人を対象とした団地がありますが、犬を飼っている人は多いです。横の道を車で走っていると、いるいる、ミックス犬をはじめとして、チワワ、テリア系、ドーベルマン、スタッフォードシャーブルテリア、ジャーマンシェパードまでいろいろいます。

よく出くわす、やさしいおばあさんもその団地の住民で、コーギーのようなミックスの「ローラ」とゆっくりゆっくり歩きます。おとなしくて、誰にでもフレンドリーなすばらしいワンコです。ルーマニアで殺処分される寸前に救出された犬だそうです。私が、「ホリディに行く時は言ってください。私、いつでも無料で預かります!」と申し出たら、「もうこの年になったらホリディには行きませんよ」と笑われました。

安いカシミアセーター、なぜ安い?

今回もドイツのドキュメンタリーから。


一昔前まではカシミアのセーターというのは高級品の代名詞のようなものでしたね。一頭のカシミヤ羊から一度に数十グラムしか取れない貴重な毛で、しかも落ちている毛を拾って歩く作業が骨の折れる仕事だと聞いていました。

しかし今日日のカシミアはもう誰でも買える値段です。私も帰国するたびに1、2枚セーターを買っていました。しかし、いつも心のかたすみに「?」が出現・・・。なぜこう安くなったのか? カシミア毛の需要が多くなってカシミヤ羊の数が何百倍になったのか? で、人々はその何百万頭が岩山に落とす毛をせっせと拾い集めているのか?

もっとも心のかたすみでは、モンゴルで何が起きているか知らせられなくてもわかっていたような気がします。先日のドキュメンタリーで目にした光景はまさしく想像していたものと同じ、いやそれ以上に残酷なものでした。

大量生産。そこには動物愛護の精神など入り込む余地はありません。狭い所に詰め込まれたカシミヤ羊は血が出るまで毛を刈り取られます。限られた時間になるべく大量の毛を供給するために動物たちが犠牲になり、人々は利益だけを追求するのです。

安いカシミヤセーターにはカシミヤ羊たちの苦痛と哀れな悲鳴がいっしょに織り込まれているのです・・・。

「家畜の福祉」にも十分配慮する団体や会社もあります。十分なスペース、オーガニックの餌、新鮮な水、清潔な環境、そこで働く人々の快適な労働条件を満たし、それをしっかり管理する団体、会社が存在します。当然、カシミヤセーターは高くなりますが、ていねいに作られるせいで長持ちします。

みなさま、安いカシミヤセーター売り場で、どうかこれを思い出してください。

キーホルダーの毛皮は?

ドイツのドキュメンタリーです。

さすがに毛皮のコートを売る店はめっきり減りました。ゼロではありませんが、未だに毛皮を着ているのは、ほとんどがおばあさんです。昔昔、若い頃に無理して(?)買ったと思わしき毛皮コートを重そうに着ています。

しかし、毛皮が街の店から消えたかというと、そうではありません。あなたもお持ちではないでしょうか? ふさふさ毛皮のついたキーホルダーや、ふわふわ毛皮のブローチや、コートのえり。

ドイツの動物保護チームは真夜中にポーランドのキツネ飼育場に潜入しました。

銀色のキツネ、純白のキツネ、金色のキツネ、あらゆる色の、見事なまでにふさふさな毛並みのキツネたちが一頭ずつ、身動きさえできない狭いオリに閉じ込められています。キツネたちはキーホルダーや、コートのえりや、バッグの飾りのために撲殺されるのです。

買う人がいなくなれば、こんな残酷な繁殖も意味がなくなります。

ついに実行! スペインの離島からドイツまで犬を運んだ!

スペインの離島エル・イエロ島(カナリー諸島の最小の島)からドイツまで子犬3頭を運ぶボランティアをしました! 

エル・イエロ島でティアハイムを営むドイツ人のカリンさんは私たち夫婦がドイツのフランクフルトに戻る一日前にテネリフェ島に犬たちを飛行機で運びました。私たちは当日、ドイツ行きの飛行機が発着するテネリフェの空港でカリンさんと会い、ボックスに入った犬たちをチェックイン。カリンさんから犬用のパスポート(接種証明書)3冊を受け取ります。これがなければドイツの検疫を通過できないとあって、私たちは緊張気味。自分のパスポートよりだいじにバッグにしまいました。

3頭はまだ四ヶ月と半年の子犬で、テリア系とラブラドル系。かわいいのなんの! フランクフルトで愛護団体のメンバーに手渡すまでは、法律的にも正真正銘の「私たちの犬」なのです。

テリア系の子犬2頭は中型のボックスに、ラブラドル系の黒い子犬は大型のボックスに。出して抱っこしたいところでしたが、厳重に鍵がかかっていてそれは叶いませんでした。

飛行時間は4時間半。犬たちは不安と恐怖で震えているのではないかと気になります。フランクフルト空港に到着して、私たちは自分たちのスーツケースそっちのけで犬のボックスが出て来るベルトのところで待ちました。犬は普通、真っ先にチェックアウトできるようです。

犬たちは私たちの不安をよそに元気いっぱい。周りの人たちがニコニコして犬たちを見ようと立ち止まります。ドイツ人の少年3人が私のところにやってきて話しかけました。

「これあなたの犬なの?」
「そうよ。カナリー諸島から連れてきたのよ。」
「3頭ともあなたの?」
「そうよ。」(ああ、それが本当だったらいいのになあ!)
とにかく検疫を通過するまでは、法律的に私たちの犬なのです!

子供たちは300%の羨望の眼差しで犬たちと私を見つめてました。

検疫を通過するときは犬用のパスポートを握りしめて。
しかし、夜遅かったせいか、検疫には誰もいなくて、そのまま通過したのでした。緊張していた分、気が抜けてドッと疲れを感じました。

外で待っていた二人のドイツ人女性。ハグして、犬たちを引き渡し、チョコレートをもらい、私たちの任務は無事終了したのでした。

空飛ぶワンコたち

昨日書いた、「移動中だけワンコの飼い主」制度は30年ぐらい前からドイツで大変ポピュラーです。

ドイツではギリシャやスペインなどからドイツに連れて来られた犬のことを「南国の犬」と呼ぶことがあります。

ホリデイとしては最高の南欧や、物価が安くて最近ツーリストも多く出かける東欧は、動物愛護がそれほど徹底していなくて、旅行中も悲しい光景を見ることがよくあります。

1メートルぐらいの鎖につながれた犬、犬小屋の周りはフンだらけといったケース。
小さな檻に猟犬が何頭も詰め込まれているケース。
骨と皮だけの皮膚病の野犬。
ヨーロッパは動物愛護の先進国なんて言えたものではありません。動物愛護の先進国はヨーロッパの中でも数カ国だけ。ここドイツ、スイス(最も優れている)、オーストリア、オランダ、スカンジナビア諸国。

そこで、南欧や東欧から続々と殺処分のない動物先進国に連れて来られるというわけです。(東欧からは普通、陸路。)

ドイツにはギリシャとスペイン出身のもとストリートドッグを専門にあっせんする団体がいくつもあります。最近は東欧、特に、悪名高いルーマニアから多くの犬がレスキューされてドイツで幸せな家庭犬になっています。周囲を見渡すと、すごい。あの犬もこの犬もルーマニア!

もとストリートドッグは他の犬との協調性もあり、おとなしく、飼いやすいと好評です。もちろん、問題ありの犬たちはまず保護団体で問題を治してから新しい飼い主を探します。
びくびく、おどおどしていた犬が、人間の愛情によって少しずつ心を開いていくようすを見ると私も幸せな気持ちになります。

もうすぐスペインの離島からドイツに犬を運びます!

来月はスペインのカナリー諸島で休暇を過ごす予定です。
カナリー諸島はアフリカの西海岸にあって、地理的にはアフリカに属しますが、スペインの離島です。私たち夫婦は去年から、その中でも一番小さくて辺鄙なイエロ島に通うようになりました。

カリンさんは島の男性と結婚したドイツ人で、ティアハイムを運営しています。
今回は、このティアハイムの犬を2頭、ドイツに運ぶボランティアをすることになっています。

スペインやギリシャやトルコなどからツーリストがドイツに帰る際、搭乗する飛行機に自分の犬としてチェックインして、到着後、チェックアウトし、空港で待っている活動家に渡すのです。

面倒なことは何もありません。ボックスに入れられた犬が空港に連れて来られ、チェックインするだけ。書類は全て記入済みで、ツーリストは名前を貸すだけです。

とは言っても、5時間はペーパー上、私たちの犬なのですから、ちょっと緊張もするし、楽しみでもあります。どんな犬が来るのでしょう。

フランクフルトで待っているはずの人たちが受け取りに来なかったら、そのまま私たちの犬になってしまうかも?

アハハ、それは冗談ですが、もしも万が一、事実になってしまったとしたら、その犬たちを引き取る運命だったのでしょうね。

ドイツのニュースでトップで報道された

ここでしばしば話題にしている鶏のひよこの殺処分、ドイツでは今、大きく取り扱われています。

ちなみにおとといの夜の全国ニュースでは、トップでこの問題が取り上げられました。「あっ、このシーンは見たくない」と目をつぶる私ですが。もう何回同じシーンを見たことでしょう。

ベルトコンベアで、ひよこ達が流れていきます。すぐに、ベルトコンベアから次々に落ちていく。生きたままシュレッダーにかけられる。

これがオスのひよこの短い短い一生です。

報道されなければ知らない事実です。

その事実を知ってからは玉子を買うにも慎重になってしまいました。ちょっと前まではオーガニックのスーパーマーケットにだけ、オスのひよこを殺していない養鶏場(野原に放し飼い)の玉子を買っていましたが、今では普通のチェーンのスーパーマーケットでも買えるようになりました。

最近、オスのひよこの殺処分を法律で禁止する法案がさかんに審議されています。殺処分が禁止になるのは時間の問題になってきました。

森を疾走する犬たち

もしあなたが犬が苦手なかただったら、ドイツの森を散歩するときはご注意ください。心臓が止まる思いをする光景に出くわすかもしれませんから。

森を歩くとき、犬は多くの場合、リードなしです。時には飼い主から遠く離れたところで匂いをかいでまわったり、森にある広い野原を走り回ったりします。

私は広大な野原を見るたびに、「この野原は風の犬たちの楽園だなあ」と思います。「風の犬」(WIND HUND)とはドイツ語の直訳なんですが、グレイハウンドやウィペットやサルーキのような走るために生まれてきたような犬たちのニックネームです。

そして、ドイツの森では、風のように速く走れない犬も、シーズーも、ゴールデンレトリバーも、パグも「みんな一緒に森を走ろう」の集まりに参加することもできます。

20~30頭もの大中小の犬たちが森を疾走する光景を想像してください。
集合場所からいっせいに犬たちがドドーッと森の奥をめがけて走り始めます。飼い主はずっと後ろのほうからおしゃべりしながら歩きます。飼い主のところまで走り戻ってくる犬もいるし、脇にそれて視界から消える犬もいます。

訓練士や飼い主が掛け声をかけると全員、飼い主のところに戻って来なければなりません。訓練士の犬は当然ながら非常に訓練されていて、次の命令をいつも耳をピンと立てて待っています。戻れ、という命令に従うことが森をリードなしで歩くことの最低条件です。

途中、切り株を使ってアジリティーの練習したり、自転車や乳母車に出くわしたり通過する時は道の脇に整列して待つ、という練習もします。

訓練や練習が終わると再び自由に駆け回ります。犬とは走る動物なのだと再認識するひとときです。でも、犬が恐い人や犬は嫌いな人はドイツの森では散歩しなほうがいいかも、ですね~

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