記事一覧

安いカシミアセーター、なぜ安い?

今回もドイツのドキュメンタリーから。


一昔前まではカシミアのセーターというのは高級品の代名詞のようなものでしたね。一頭のカシミヤ羊から一度に数十グラムしか取れない貴重な毛で、しかも落ちている毛を拾って歩く作業が骨の折れる仕事だと聞いていました。

しかし今日日のカシミアはもう誰でも買える値段です。私も帰国するたびに1、2枚セーターを買っていました。しかし、いつも心のかたすみに「?」が出現・・・。なぜこう安くなったのか? カシミア毛の需要が多くなってカシミヤ羊の数が何百倍になったのか? で、人々はその何百万頭が岩山に落とす毛をせっせと拾い集めているのか?

もっとも心のかたすみでは、モンゴルで何が起きているか知らせられなくてもわかっていたような気がします。先日のドキュメンタリーで目にした光景はまさしく想像していたものと同じ、いやそれ以上に残酷なものでした。

大量生産。そこには動物愛護の精神など入り込む余地はありません。狭い所に詰め込まれたカシミヤ羊は血が出るまで毛を刈り取られます。限られた時間になるべく大量の毛を供給するために動物たちが犠牲になり、人々は利益だけを追求するのです。

安いカシミヤセーターにはカシミヤ羊たちの苦痛と哀れな悲鳴がいっしょに織り込まれているのです・・・。

「家畜の福祉」にも十分配慮する団体や会社もあります。十分なスペース、オーガニックの餌、新鮮な水、清潔な環境、そこで働く人々の快適な労働条件を満たし、それをしっかり管理する団体、会社が存在します。当然、カシミヤセーターは高くなりますが、ていねいに作られるせいで長持ちします。

みなさま、安いカシミヤセーター売り場で、どうかこれを思い出してください。

Links:超スーパーコピー時計,タグホイヤー スーパーコピー,ウブロコピー