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曽野綾子さんのエッセイから

作家であられる曽野綾子さんのエッセイの抜粋を集めた「人づきあい」という本を読んでいたら、「これ、これ、これなんです!」というところを見つけましたので紹介したいと思います。

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まず火を消すのだ。まず人を助けるのだ。それから後に起きた問題は後から解決する。
これが秀才にはできないのだ。すべて起こり得るあらゆる問題を考えているから、何も行動を起こせない。秀才とは、私がいつも皮肉をこめて言うように「できない理由を見つけることがうまい人」なのである。

「人づきあい」101頁  曽野綾子著 イースト・プレス社

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これぞまさしく今のドイツではないですか! 

難民が短期間に百万人以上やってきた。現在でも毎日2000人以上がドイツに来る。他の国々は知らん顔。これからこんなに大勢の難民をどうしたらいいのか? ドイツ人たちはかなり当惑しています。それでもドイツ人たちはボランティアで彼らの世話をする。ちなみに、ドイツでも政治家たちは「秀才」だからなんでしょうか、難民たちが速やかにドイツで仕事ができるよう工面することができないでいます。

なぜ、私がここでこの文章を例に挙げたかというと、ドイツ人は飼い主を失ったペットに対して同じ思想で対処していると思えるからなのです。この頁にメモをはさんだのは、難民の問題の起きるずっと前です。今日読み返していたら、「ドイツで殺処分がない理由」と書いたメモが、この頁からはらりと落ちました!

つまり、まず犬を助ける。その後に起きた問題は後で解決する。

起き得る問題をすべて、あらかじめ解決した後に殺処分施設のガス室をなくす、なんてことを日本の政治家の人たちが考えているとしたら、あと50年、いや、100年たっても日本からガス室での窒息死による殺処分は消えないのではないでしょうか。

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