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チロルの牛たちはラッキー

犬猫を飼っている多くの人は缶詰やドライのドッグフード、キャットフードを与えていると思います。牛肉や鶏肉、魚、そのほかのさまざまな獣肉が材料ですね。

私たちは犬も猫も家族のようにたいせつにしていますが、では家畜はどうなんでしょうか。私たち自身はたとえばベジタリアンであっても、犬猫にはドッグフードやキャットフードを買っているのでは? 中には犬猫にもベジタリアンフードを与える人がいますが、ごく少数派でしょう。(ベジタリアンが増えつつあるドイツでは犬猫にもベジタリアンフードだけを与える人がいます。これについてはいつも議論のテーマになっていますが。)

1週間、チロルに滞在しました。車で4時間ほどでアルプスの見える緑の丘陵地帯に到着して、花がいっぱい飾られた大きな木造家屋が見えてきます。放牧牛たちが青々とした柔らかい草を食んでいる草地と向こうに連なる岩山はチロルの典型的光景です。

牛たちは夜を小屋で過ごすので、牛飼いの人が連れに来ます。早朝、暗いうちに乳搾りが終わり、再び草地へ移動。チロルの牛たちは自由に広い丘を歩き回ることができてラッキーだと思いました。

家畜の福祉。これは家畜であっても人道的に扱い、苦痛を与えることなく、その動物に最も自然な生き方をさせる、というものです。

保護犬猫には必ず名前をつける

ドイツのティアハイムの動物たちには例外なくそれぞれの名前があります。そして具体的な説明が付いています。

「ジャーマンシェパードとハスキーのミックスのマックスは3歳のオスで、甘えん坊、そして、寂しがり屋、そして2時間以上の留守番はできません。もとの飼い主は仕事で出張が多くなってしまい、飼えなくなりました。去勢済みです。」

「この猫、名前はマイケ、飼い主がおらず、農家の納屋に住み着いていたのですが、5匹の仔猫を産んだ際に仔猫共々保護して、母猫は避妊しました。仔猫はすでに予約済み。推定3歳、外に出せる環境を探しています。性格はおとなしく、犬とも仲がいいです。」

というふうに。名前さえなく、新しい飼い主を探す可能性さえもらえずに1週間後には殺処分されるなんて、あまりにも悲しすぎます! 

飼えなくなってティアハイムに連れてくるとしても、それまでの情報があるのとないのでは大きく違います。

名前、年齢、性格、病歴、そして飼えなくなった理由がはっきりしていると、新しいファミリーを探すときに情報として大いに役立つのです。
だから、夜こっそりティアハイムの外につないでおいたり、塀越しに犬や猫を投げ入れるようなマネはしないでほしいものです。ティアハイムの人たちは動物を連れてきた人たちを責めたりはしません。私の住む街のティアハイムは70ユーロ払うことになっていますが、これもお金がなければ安くしてくれるか免除にもなるのです。ティアハイムはあくまでも動物の味方です。動物たちの幸せのために存在している機関なのです。

猫専門のティアハイムから子猫たちのファミリー募集

1ヶ月ほど前、生後間もない仔猫が家と家の間の隙間で鳴いているのが発見されたことが新聞に掲載されていました。(ドイツの地方新聞-ーー人口30万人、ではこういった話題も立派なニュースです!)

母親猫は交通事故で死亡していたそうです。残された仔猫たちがいたのは狭い隙間だったので消防署が出動して、特別な道具を使って救出しました。

そしてついにファミリー募集。今回、この仔猫たちは2匹一緒に、というのが条件、となっていました。

4匹にはそれぞれ名前が付けられています。ドイツのティアハイムでは名前のない犬猫はいません。モルモットにもネズミにもみんな名前があります。

他にも、清掃業の人たちが家庭菜園のある貸庭で発見した仔猫たちもファミリー募集です。仔猫たちは猫だけのティアハイムが保護して世話をしました。

殺処分制度がなくてもやっていけるのです。日本の殺処分制度が法律で廃止される日が来るのを待っています。

煙突に入り込んだ猫

ドイツの家には必ずセントラルヒーティングという暖房が付いていますが、煙突も必ずあります。年に2度、プロの、真っ黒い服を来た煙突掃除屋さん(映画メリー・ポピンズそのもの!)がやってきてチェックします。
その煙突に入り込んで出られなくなった猫が昨日、消防署の人たちに救助されました。今朝の新聞には再び飼い主の腕に抱かれたマヌケ猫の写真が掲載されてました。消防署は火事で駆けつけるだけでなく、動物の救助という仕事もあって大変ですね。

日本では津波で流され、漂流していた犬を自衛隊が救助したことがありましたね。あのニュース、本当に嬉しかった。飼い主のおばさんが犬との再会にそう感激したように見えなくてそれが引っかかってますが。当時、日本で友人と一緒にそのニュースを見てたんですけど、友人も同じ印象を持ったようでした。まあ、再会の喜びの度合いとか表情とかには個人差がありますから、どうのこうの言ってはならないとわかっているのですけどネ。ただ自衛隊のやさしいお兄さんたちにもっとしっかり感謝の言葉を言ってほしかったなあ!

だから、私は自衛隊のお兄さんたちに心から感謝の気持ちエネルギーを送りました。ありがとうございました! 犬だと言ってそのままにせずに助けてくれて、本当に本当に感謝しています!

東ヨーロッパから子犬たちを密輸する人たち

チェコとドイツの国境でまたもや子犬と子猫を積んだトラックが見つかりました。子犬93頭、子猫21匹!

血統書は偽物。おまけに子犬も子猫も親から引き離すには早すぎる、2ヶ月もたってない赤ちゃんたち、でした。(多くはチワワのような小型犬)。

すぐに最寄りのティアハイム(シュトットガルト)に連れて来られて、世話人と獣医は命を救うために一生懸命努力をしたものの、伝染病に感染している子もいて、5匹の子猫と2頭の子犬が死んだそうです。残りの子たちも生きるかどうかわからない状態・・・。

たまたま警察がトラックの荷台を調べたからわかったのですが、調べられなくて通過している密輸人も多くいるはずです。

東欧からの子犬の密輸はいつになったら終わるのでしょうか。

いっそのこと、すべてのトラックの荷台を調べてもらいたい!

そして私たちにできることは?

子犬子猫を、安いからといって、こういう悪徳業者から買わないことに尽きます。

犬を愛する人は:

ペットショップから買わない。
インターネットで買わない。
保護施設から引き取る。


買う人がいる限り、悪徳繁殖屋は最悪の環境で流行の犬種や猫を増やし続けます。

私の住む街のティアハイム(動物ホーム)

地元のティアハイム(動物ホーム)では犬、猫、鳥、モルモット、ネズミ、ウサギなどが新しい家族に引き取られるのを待っています。

友人が「ここのティアハイムはひどい。65歳以上の人には犬を譲らないのよ」と怒っていたのはどうやら誤解だったようで、3日前の新聞には70歳でもいいと書いてありました。

ドイツのティアハイムで引き取りたい犬を見つけてもすぐに連れ帰ることはできません。まず犬としっかり「お見合い」をして、繰り返しティアハイムを訪れ、散歩に連れ出し、本当にその犬を家族にしたいのかを問われます。予想がはずれて再び犬をティアハイムに戻すことは犬のストレスになるからです。

そして普通はティアハイムが犬を家まで連れて来ます。さらに、数ヶ月たってから再び見に来ます。

地元のティアハイムから引き取った場合は犬税が1年免除になります。

ティアハイムの近所を運転して通り過ぎるときに必ずといっていいほど、散歩ボランティアの人たちを見かけます。ほとんどがジャーマンシェパードや闘犬種のミックスや大型犬です。こういった犬種は飼い主が引越し先に連れて行けなかったり、赤ちゃんが生まれることになったとか、飼い主が病気になったなどの理由もありますが、経済的に飼えなくなる人も多いのです。しかし、危険種や大型犬の希望者は少なく、自然、ティアハイムにそういった犬種ばかり残ることになります。

ドイツで保護犬を引き取るとき

地元のティアハイムには常時60頭から70頭ほどの犬が保護されています。そして8割が大型犬です。

現在いる犬種は雑種のほかにロットワイラー、スタフォードシャーテリア、ジャーマンシェパード、オーストラリアンシェパード、超大型のカンガル(トルコ原産の牧羊犬)で、小型犬はマルチーズペキニーズが各1頭、ジャックラッセルテリアが2頭です。

獣医を通して連れて来られるケースも頻繁にあるそうです。飼い主が飼育を放棄したい場合や、虐待されたと思しき犬を保護した人が獣医のもとへ連れていった場合です。地元のティアハイムにはやせ細ったビーグル犬が獣医を通して連れて来られました。小型犬やビーグル犬などは幸いすぐに新しいファミリーが見つかります。

ドイツの法律は、健康な犬を死なせることを禁じています。大型で危険種だと引き取り手が現れず、ティアハイムで一生を終える犬もいるそうです。
「スタフォードシャーテリアに新しいファミリーを探すのはすごく難しい。これがゴールデンレトリバーだったらすぐに見つかるのだけど」と、ベルリンのティアハイムの訓練士は言っています。

危険種の犬はティアハイムに連れて来られても引き取り手はなかなかありません。危険種といっても、すばらしい家庭犬になる犬もたくさんいます。攻撃性の強い犬を訓練し直して、家庭犬として通用する犬にするにはプロの訓練士に任せないとなりません。(続く)

飼い方が間違っているのか、それとも遺伝子のせいなのか

http://www.spiegel.de/kultur/tv/wie-gefaehrlich-sind-kampfhunde-reportage-in-der-ard-a-1222922.html

興味のあるかたはご覧になってみてください。ドイツ語ですが、中にビデオもあります。内容は、一言で言えば、3日前、テレビARD放送の危険種特集で、リポーターが危険種の繁殖屋を訪問するも、肝心な問題点には触れることなかった、というものでした。

2000年にベルリンの市街地でスタフォードシャーテリアが子供を襲った事件は大きな波紋を呼びました。
最近ではCHICOというスタフォーシャーテリアミックスが飼い主の青年と母親を襲って噛み殺す事件がありました。

前者の事件では、飼い主は犬を日常的に鉄棒で殴り、超攻撃的な犬に仕立て上げました。殺された子供の身体には2000箇所の噛み傷があったそうです。

一方、CHICOの飼い主は、部屋の中でさえ頑丈な鉄の檻に犬を閉じ込めていました。飼い主は犬を制御することができなかったからです。狭い檻に閉じ込められたCHICOは精神も病んでしまっていたのだろう、と推測されています。

間違った飼い方と危険種のDNAが揃ったら攻撃性は沸点に達します。

飼い主が犬を制御できなくなったり、経済的に飼えなくなったりするとティアハイムに連れて来ますが、次のファミリーを募集するまで半年から数年にかけてプロが訓練をしないとなりません。

このビデオでは訓練の模様を見ることができます。

大型ミックス犬、子供にかみつく

昨日、大型犬が庭の塀を跳び超えて道を歩いていた小学生たちを襲いました。ジャーマンシェパードとドーベルマンのミックス犬です。飼い主は友人を訪問していて、友人の庭で犬を放していたのだそうです。1メートル50はある塀を犬が跳び超えるとは思ってもいなかったのでしょう。

大型犬や中型ではあっても闘犬種の、人を襲う事件が相次いでいます。

ドイツでは繁殖屋たちが闘犬種や攻撃性の強い犬種を掛け合わせたりして売りに出します。そして、犬の訓練や性質をよく知らないまま飼う人が増えています。

ドイツでも残念なことですが犠牲者が何人も出た後、ようやく議会で対策が討論されるようになる、というのがいつものステップなのです。

闘犬種が増えている!

最近、ドイツでは闘犬種を多く見かけます。私の住む小さな町にも少なくとも7頭はいます。

15年ほど前、ベルリンで幼児がピットブルに襲われて死亡したのをきっかけに一時期はピットブルやスタッフォードシャーテリアなど、それに闘犬種とのミックスは危険種とみなされ、規制がなされました。

しかし、闘犬種だけを規制するのは不公平だ、人や動物を襲う犬は闘犬種とは限らない、という見解が勝ったようです。確かに、ロットワイラーが人を襲う事件もありましたし、数年前にはハスキーが飼い主の赤ちゃんを噛み殺すという事件もありました。

散歩中によく見かける7頭のピットブル系の犬は見かけは恐いけど実際はやさしい犬なのかもしれません。問題は見かけではわからないことです。1頭だけ、他の犬を見ると明らかに興奮状態に陥る巨大なピットブルがいます。飼い主は引き綱で散歩させていますが、もし引き綱がはずれたら、と思うとゾッとします。

この近所で闘犬種を飼う人たちには共通点があります。それは若い男性だということ。中には犬を連れた通行人が怖がるのをおもしろがる人もいます。関わり合いのないのがベストなので、私は遠くに闘犬連れの人が見えたら、そっちの方向には行きません。

こうして、ゆっくり犬の散歩さえできない環境になっています。そう感じているのは私だけではなさそうで、今夜テレビで闘犬種の特集があります。

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