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ヒヨコの運命はいかに?

この欄では犬猫だけでなく、家畜動物一般についても情報をお知らせしたいと思っています。

「なんだ、ニワトリの話?」とお思いにならず、ペット以外の動物たちの命についても一緒に考えましょう。

ドイツでは今、ヒヨコの殺処分について論議を呼んでいます。

ここでも何度か書きましたが、多くの先進国で、オスのヒヨコは一日を待たずに殺されてしまいます。最近、テレビでよく、殺処分シーンが報道されます。私など、目をそらしてはならないとわかっていながらもやっぱり見るのが苦しくて、つい横を見てしまいます。

そして、玉子を買うときにそのシーンが頭に浮かびます。鶏肉を買うときにも。朝、目玉焼きを作るときにも。

オスのヒヨコを即、殺すのは人道に反する、しかし、オスのヒヨコを生かす方法は?

さらに多くの養鶏場が必要となります。ドイツではオリに閉じ込めて飼うことは法律で禁止されていますから、放し飼いということになりますが、それにはより広い土地が必要になります。ドイツで養うのがムリならば、東欧諸国のようなドイツより物価の安いところへ移送して養うことになるのでは?といった意見もあり、本当に難しい問題です。

今日、オスのヒヨコ殺処分に関する法律ができるかどうかの判定がなされることになっています。

その是非は数年来、ニュースになっていますが、いずれ、生まれたばかりのヒヨコの殺処分は法律で禁止されると思います。

しかし、オスのヒヨコも数ヶ月で精肉工場行きでしょう。
どちらが人道的か?という疑問は終わりそうにありません。

猫25匹置き去りにした人、名乗りでてくださいって、どうゆうこっちゃ?

本日のテレ朝、インターネットのニュースで次の記事をご覧になりましたか。

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千葉県市原市の動物病院に猫25匹が置き去りにされているのが見つかりました。

 27日午前7時ごろ、市原市の動物病院の倉庫の前に、ペットを持ち運ぶための大きさ50cmほどのバッグ3個が置かれているのを出勤した病院の関係者が見つけました。警察によりますと、バッグの中には子猫10匹を含む合わせて25匹の猫が入れられていました。いずれもけがなどはなく、元気だということです。病院によりますと、半年ほど前にも今回と同じバッグに複数の猫が入れられ、置き去りにされていました。警察は「一時的に猫を預かっているが、飼い主は早く名乗り出てほしい」と話しています。

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飼い主に、早く名乗りでてほしいそうです。

飼い主は、「ああ、うっかり置き忘れてまして、すみませ~ん!♪」とでも言いながら、頭かきかき、引き取りにやってくるとでも? 名乗り出てほしい、という発想がおめでたいというか、恐い。これって、ドイツだったら犯罪として扱われます。犯人に自首してくださいと呼びかけるのならまだわかるけど。日本では犯罪じゃないのですか?

哀れなのは捨てられた猫たちです。まずは保護施設に収容して、健康診断の後、予防注射と避妊去勢(←これだいじ!)を施し、ファミリーを探す。それが動物愛護先進国。

飼い主が頭かきかき、引き取りに来なかったらーーーー殺処分?

犬猫の身分証明

災害が起きたときを想定して、犬猫のことも考えておかなければなりません。犬猫も家族の一員なのですから。

パニックにおちいって逃げ出すこともおおいに考えられます。誰かが保護してくれても飼い主を探すのが大変です。

その解決法はただひとつ。

「チップを埋め込んでもらう」

ドイツの犬はチップ埋め込みが義務です。犬と飼い主の情報はすぐにわかります。チップがまだ一般化していなかったころは、イレズミを耳の中や内股にいれるという方法が多く用いられていました。

日本もチップ埋め込みが義務になればいいのに、と思います。保健所の殺処分も、チップから情報を得て、飼い主を特定したり、確認することができるでしょう。売れ残った犬を殺処分に持ち込む人の傾向もわかるでしょう。何回も犬を殺処分してもらいに連れて来る人は、要注意人物となるでしょう。

世界最年少の動物愛護団体?!

フランクフルトで新しい動物愛護団体誕生!
これまでのと少々異なる点は発足人とメンバーの年齢にあります。なんと6歳から9歳の女の子たちが立ち上げたんですから。

始まりは、ケガしたウサギを公園で見つけたことでした。女の子たちはケガしたウサギを捨てた人がいるという事実にショックを受け、ゴミとして扱われたウサギの絵を描いて、店に許可をもらい貼って回ったのです。
「子どもたちは肉屋さんにも出向いて、ポスターを貼らせてくださいと頼んだそうです。」と担任の教師は述べています。(貼らせてくれたかどうかは不明ですが。)

突如、動物愛護活動家となった女の子の母親は言っています。
「ウサギを保護したことがきっかけとなって、子供たちには次々と疑問がわいてきたようです」。

たとえば、

人間の価値は動物の価値より勝っているの?

人間は人間を食べないのに、なぜ動物なら食べてもいいの?

ケガしたウサギは動物救護グループ体が引き受け、治療中だそうです。ケガが治ったら、動物ホームに送られ、新しいファミリーを探すとのこと。

獲っては捨て、獲っては捨て

新聞に掲載された、人間の大人ほどもある巨大な魚の写真。それはライン河で20代の釣り人が釣ったナマズでした。釣り上げられたナマズの横で得意顔の青年が寝そべっています。ナマズの年齢は55歳。記念撮影の後は捨てるしかない、ライン河のナマズ。

その写真を見て不愉快になったのは私だけではなかったようです。翌日の読者投稿欄には何人もの人が、「食べるわけでもないのに、55年も生きてきたナマズを個人の楽しみのために殺してどうしようというのだ? なぜ放してやらなかった?」、「捨てるナマズを死なせる必要などなかったのに!」と意見していました。

私自身も九州の天草(有明海)で釣り人らが堤防に置き去りにしていったたくさんの小さなフグを見て悲しい思いをしました。食べられないので捨てる。生命を奪い、そして捨てる。

また、ドイツは昔、タラ漁がさかんでした。今ではタラの数が減り、もう大衆魚ではなくなりつつあります。売り物になる魚以外は海に捨てていたのです。死んだ小さめのタラや売り物にならない雑魚を何トンも何トンも漁船から捨てる。

「漁獲量が減った云々」を聞くたびに、つまるところ人間は「ツケを払っているのだ」という気がしてなりません。

ドイツには野良犬はいないが野良猫はいます

ドイツには野良犬というのは存在しません。捨て犬というのは存在しますが。高速道路のサービスエリアに犬が繋がれて、数時間たっても誰も来ないので捨て犬とみなされて保護される話をたまに聞きます。
首輪のない犬が放浪していた、というケースもあります。ただし、捨て犬がドイツを放浪できるのは最長2日ではないでしょうか。誰かが必ず保護するからです。駅の一角につないでちょっと用足しに行って戻ってみると、自分の犬のまわりに人だかりがしていて、「捨てられたのだろう、保護しよう」と人々が相談していたそうです。

警察や民間人が保護して、動物保護ホームに連れて行き、飼い主を探しますが、飼い主不明であるとわかった段階で「ファミリー求む」の候補犬になります。
捨てられていた犬が子犬、というケースはめったにありません。子犬を保護した、などという情報があれば人がホームに押し寄せるでしょう。ときどき、東欧との国境付近で、ヤミ商売人が小型犬の子犬を大量にドイツへ密輸する事件が発覚しますが、最寄りのホームはたちまち長蛇の列となります。もちろん毛布やタオルやフードやお金の寄付はどっと集まります。

猫は野良がいます。野良とは言っても餌はもらえるし、栄養がいいせいか毛並みはつやつやで、一見野良公には見えないのですが、人に馴れていないという点で違います。人に馴れた猫はもう野良公として留まることはなく、大体において誰かが飼うことになってしまうからでしょう。つまり、猫が人よりも自由を愛するタイプであればそのままにしておこう、という考え方なのだと思いますが、老いた野良猫、病気の野良猫は放っておくわけにもいかないので、人に馴れていない猫専用の猫の家とかも存在します。自由に外と中を行き来できるようになっていたり、広々とした屋内は運動不足にならないよう、遊園地ふうにいろんな工夫がしてあって、ドイツの野良猫は幸せ者だなあと思います。

もちろん避妊去勢は常識です。犬も猫も引き取り手を探すときは一般に避妊去勢をしてから、が基本です。友人が一年前に引き取った小型犬ミックスは5年もヤミ繁殖で使われた犬でしたが、ホームにいた2週間の間に避妊手術を済ませてありました。(長い長い契約書の中には、もし引き取った後に犬が妊娠していて、仔を産むようなことがあれば、仔犬はすべてホームに属する、という項がありました)。純血種であるかどうかに関係なくドイツではペットの避妊去勢手術は当たり前のことです。

日本の市町村経営の愛護センターや保護センターが、ガスで犬猫を窒息死させるところではなければどんなにいいことか。避妊去勢手術を犬猫に施し、不運な犬猫が増えることにないようにする場所、新しいファミリーを探す場所になってくれたらすばらしいのに、と思います。

ガス室を設置しているかぎり、愛護センターとか保護センターというような名称は不適当です。ガス室で殺処分するのは、愛護でも保護でもないからです。殺処分センターとはっきり呼ぶべきです。

介助犬を育てたけれど

知人(ドイツ人)の娘さんは介助犬のトレーナーです。娘さんはゴールデンリトリーバーとラブラドルりトリーバーを常時7、8頭、田舎に立てた大きな家で訓練しています。週末は市内にあるお母さんのところに犬を預けるので、家の中はどちらを見ても犬だらけ!毛の生え変わる時期、お母さんは掃除機をかけまくってます。

犬たちは訓練ができるようになるまでの1年近く、ボランティアに預けるのですが、一度こういうことが。

ゴールデンリトリーバーの子犬を預かった女性がいました。ところが、その女性、どうしてもその犬と別れることができないと言い出したのです。
約束は約束です。訓練士の娘さんは犬を返してもらわないとならない。しかし、女性は、「お願いだから、犬を譲って」と泣いて頼むのです。娘さんもかなり戸惑ったようです。

しかし、なんとその犬、足に少し問題があることがわかり、介助犬には向かないという結論が出たのです。ボランティアの女性はついにその犬を正式に譲り受けることができました。

薬局も犬と一緒に入れます

ドイツではほとんどのレストランに犬を連れて入ることができます。デパートも食品売り場以外はOKです。スーパーマーケットや食べ物を売る店は犬ダメのサインがあります。

私がいつも、「うふっ」と笑ってしまうのは、薬局はOKという点です。食べ物がむき出しになっていないので犬同伴でも構わない、ということなんでしょうね。

こないだ行ったカナリー諸島のリゾートホテルにも、イギリスから黒いラブラドルレトリバー犬同伴で滞在している男性がいました。男性は難聴の問題があり、犬は聴導犬でした。飛行機の中も、もちろん犬同伴だったそうです。
プールサイドも、ビュッフェ式のレストランも犬と一緒で、男性と犬は一心同体という感じ。食事中など、普通の犬に戻っていて、「お願い、お願い、そのステーキ、一口でいいから、ちょうだい、ちょうだい」と目で訴えるワンコ!ひたすら男性の手もとを見つめる犬の姿にほっこりしました。

映画「マディソン郡の橋」の、「暴力のないスープ」

14,5年前に大ヒットした映画「マディソン郡の橋」の中で、女性が出会ったばかりのカメラマン男性をもてなすために作るスープ、私もよく作ります。彼女は野菜だけで作ったスープを「暴力のないスープ」と呼びました。以来、私もこのスープをそう呼んでいます。

SOUP WITHOUT VIOLENCE

何ということはない、サイコロ状に切ったトマト、セロリ、玉ねぎ、にんにく、パセリ、じゃがいもに水を加えて煮込んだだけのスープなのですが、トマトの酸味とセロリの香りがきいて、おいしいです。

ペットショップ(岡山)からのすばらしい転身!

岡山の「シュシュ」という名のペットショップは、犬猫の販売を止めて、グッズの販売と、トリミング、そして、殺処分される運命にあった犬猫を保護して斡旋しているそうです! 

http://www.chou-chou.co.jp/

一昨日ニュースで見て、すっかり嬉しくなったわたくしです。日本中のペットショップがこうなったら、日本の動物愛護は大きな前進を遂げたことになりますね。ドイツではどのペットショップにも、犬猫のファミリー探しのポスターがたくさんあります。ちなみにドイツでペットショップと呼ばれる店が扱う商品はドッグフードやグッズです。


犬猫を新しく家族に迎えたいかた、保健所や、このように斡旋するかたからの譲渡を考慮してくださいね。

また周囲に、犬(猫)を飼おうとしている人がいたら、ペットショップで買うのではなく、殺される運命にある子たちを救って家族に迎えるというチョイスもあることを話してみてください!

生体販売をするペットショップが存在する限り、また、衝動買いがある限り、飼育遺棄によって保健所に連れて来られる犬猫は決してゼロにはなりません。

流行の犬をやみくもに増やす→売れない子が出てくる→ガス室送りの悪循環。衝動買い→面倒見る時間がない→こんなにお金がかかるとは思わなかった→病気するとは思わなかった→ガス室送り、というお決まりコース。こういったことを止めさせることのできるのは、私たちなのです。

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