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ペットショップの子犬や子猫

ある知人から、「ぼくの弟はペットショップのオーナーなんだよ」と言われ、ちょっと、いや、かなり衝撃を受けました。弟さんにも一度会ったことがありますが、物腰の柔らかな、とってもやさしそうな三十代です。大成功しているビジネスマンと聞いています。

「ペットを飼ったことないのにね」と知人は弟さんの「奇妙な商売」を笑っていました。

「飼ったことがないからできるんだ」と心の中でつぶやいた私。言葉で言おうとしたけど、ちょうど他の人たちも一緒にディナーを楽しんでいる席だったので言いませんでした。

「どんなところで繁殖した犬猫ですか?」
「繁殖の現場は把握しているのですか?」
「いつも完売、なんでしょうか?」 
「売れ残りの子犬子猫はどうしているのですか?」
今度、弟さんに直接会って聞いてみようと思っています。

牛や豚や鶏たちのことも考えてみよう

アメリカのベジタリアン団体の調査では、週に一度だけ肉なしデーを実行するだけで何億頭もの家畜を殺さずにすむのだそうです。
「木曜日を肉なしデーにしよう」というキャンペーンを始めたアメリカ人青年のことをドイツの新聞で読んだことがあります。私も以来、週に二度はベジタリアン、時々は玉子も乳製品もなしのヴィーガン料理を作っています。

アメリカでの統計では、2007年と比べると2014年には、家畜の屠殺数が4億頭も減少しました。

西ヨーロッパでも肉の消費量が年々減少しています。
同時に、家畜動物の飼育についてドイツではしょっちゅう話題にのぼります。「私たちは家畜を人道的に扱っているか?」という問題です。今週号のドイツの雑誌「Die Zeit(ツァイト紙)」では、家畜動物の福祉が第一面記事です。

私たちが美味しいといって食べる焼肉やとんかつやフライドチキンの肉が、日光の当たらない狭いオリの中に閉じ込められ、苦痛だけの一生だった動物たちの肉だとしたら?

週に一日肉なしデーをもうける。家畜の福祉を考慮して、放牧牛、放牧豚、放し飼いの鶏を(高くても)買うようにする。そのような行動を通して、私たちも家畜動物たちの福祉向上に参加することができると思います。

繁殖に使えなくなった犬はどうなる?

ジャックラッセルテリアとシーズーのミックス犬「マイカ」は、ドイツの悪徳繁殖屋のもとで5年の間、小犬を産ませられ続け、ようやく自由の身になり、今、最愛のママと朝から晩まで一緒です。

流行の犬を増やしては売る、お金儲け目的の繁殖屋(繁殖家ではありません、念のため)はドイツにもいるわけですが、お金儲けに使えなくなった犬は彼らにとって「不要犬」です。

愛護団体はそんな犬たちを無条件で引き取り、避妊手術をした上で、新しい家族を探します。愛護団体は繁殖屋の人たちを責めたり、実情を暴露したりしません。そんなことすれば、哀れな犬たちが今度はどんな目にあうかわかりません。
動物虐待が全くない社会が理想ですが、私たちは現実をもしっかり見据えた上で動物たちを救助しないとならないのです。繁殖屋が要らなくなった犬たちを自分たちで処分するようなことだけは避けさせねばならない。それには無条件で、そして無料で引き取る愛護団体の存在が必要です。

「マイカ」は始め誰も信頼せず、始終オドオドしていて、絶えず逃げ出すスキをうかがっているような子で、おもちゃで遊ぶこともなく、ボールの遊び方も知らず、この先一体どうなることやらと心配でしたが、今ではヘルパーさんであるママと一緒に毎日、介護施設に通って老人たちのアイドルになっています。

お薦めしたい本

”「あの世」が存在する7つの理由”

ジャン・ジャック・シャルボニエ著 石田みゆ訳
サンマーク出版

フランスの救命救急の現場で働く蘇生医が、25年のあいだ経験してきたことを書いた本です。
魂は死なない、ということを著者は様々な例を挙げて、非常にわかりやすく説明しています。


お薦めします。

ホームレスの人の犬が病気になったら?

背中には大きなリュック、両手にバッグ、分厚い上着に頑丈そうなブーツ。それほど寒くないときは道に座って歩行者から小銭を集める人もいます。歩行者天国で時折見かけるホームレスの人です。そして、中には犬を連れたホームレスの人も。大体が中高年の、深いしわの奥に複雑な事情ありそうな雰囲気です。

中には若い青年が小犬を連れて座っていることもありますが、そういう人は「職業は物乞い」であって、小犬は東欧の斡旋業者から借りているか譲り受けているかで、立派なニセモノですから、お金は絶対にあげないこと。ドイツ人は犬連れに弱いのですぐにお金をあげてしまう。こういった「犬を利用した悪徳物乞いをサポートしないで」と新聞でも時々注意を促しています。

さてホームレスの、人間のほうはどうにかなるとしても(食べ物もいくらかのお金も、もらえます。宿泊する場所もあるし、病院にも行けます)、では犬のほうは?と気になりますね。犬が病気になったら? 獣医に払うお金は? 犬の食べ物は?

ご心配なく。例えば、私の住む街ではホームレスの人の犬は無料で診てもらえるところがあります。予防注射も、もちろん無料でしてくれます。ドッグフードも配給されます。

犬だけがホームレスの人たちの家族、或いは親友、心のよりどころであるケースがあります。そのことを配慮した結果なのです。

悪徳繁殖屋を減らすには?

悪徳繁殖屋に流行犬の繁殖をあきらめさせるにはどうしたらいいのでしょうか?

①ペットショップや繁殖屋から買わない。
②保健所から引き取る。


この2つに尽きます。
つまり、これから犬を飼う人たち次第なのです。
買う人が減ると、繁殖でお金儲けをする意味がなくなります。流行の犬を買う人がいる限り、悪徳繁殖屋は犬を増やします。

人間のマイナンバーなんかではなく、ペットショップや繁殖する人は、犬のマイナンバーなしで犬を売ることができない制度を作ったらどうでしょう。つまりマイクロチップの義務化です。犬たちがどこで繁殖されたか、或いはどのような経路で店のショーケースに行き着いたかのフォローができるにしたらどうでしょう。
マイクロチップはドイツでは義務化されています。マイナンバー制度は犬や猫にこそ導入してほしいものです。

しかし、何と言っても重要なのは、私たちの意識の変化。

殺される運命の犬を家族に迎え入れる。

それが日本の常識になったとき、「動物愛護は大きく前進した」と言えるのだと思います。

悪徳繁殖屋はゼロにはなりません。買う人がいる限り、どの国にもいるものだし、将来も現れるでしょうが(動物愛護がある程度徹底しているはずのドイツにだっているんですから!)、それでも私たちの意識と行動で、その数をぐんと減らすことは可能だと信じています。

日本でミディアムに会いました

帰国していた3週間前、日本のミディアムに会いました。これまでイギリス人ノポール・ミーク氏と、ロンドンのSAGB(イギリス・スピリチュアル協会)のミディアムからリーディングをしてもらったことはありますが、日本人のミディアムに会うのは初めてで、ドキドキしました。

日本では一般に、スピリチュアル・カウンセラーと呼び、イギリスの本来のミディアムとは方法が違う、というような説明を最初に受けて、あれ?と思いましたが、だんだんその違いがわかってきました。

イギリス人のリーディングでは、依頼人は、イエスかノーを答えるだけですが、日本では、依頼者が質問しないと話が進まないという気がしました。どちらがいいとか悪いとかいうことではなく、日本ではその方法が普通だということだそうです。日本ではみなさん、人生相談のために霊感の強いかたのもとを訪れて話を聞いてもらう、ということなんでしょうか。

でも大きな収穫はありました!

霊界から母方に関係のあるかたがコンタクトしてきたようですが、私は母方の親類は全く知らないので、「心当たり全くないです」と言ってしまいました。後で考えると、せっかく霊界から出て来てくださったのだから話ぐらいは聞いてあげるべきだったかなと少し後悔しましたけど。そして、「犬とコンタクト取りたいんです!」とはっきり伝えました。

小さめの犬が見える、ということでしたので、「色は?」、「毛の質は?」としつこく食い下がる私(笑)。目を閉じてひたすら全神経をアチラのほうに集中する彼女。

白くて毛がフワフワしてる、と言われて、心の中で喝采を叫びました。天国のコロちゃんだな!

嬉しかったけど、なぜかドッと疲れた午後でした。私、なんであんなに緊張してしまったのかなあ。

マイナンバーが必要なのは人ではなくて犬!

マイナンバーの導入、日本は一体どうなってるんでしょう? 新しい制度について、国民に意見を聞くこともせず、いきなり導入? 国民にアンケートを取ったらいいのに。導入に反対の人のほうが多いと思いますよ。大体、一体どんな利点があるのかさっぱりわかりません。

マイナンバーのような制度が必要なのは、自分の名前も住所も言えない動物たちです。

虐待されても、悪徳繁殖屋に産めよ増やせよ式で子犬を産まされても、何も言うことができない。不要になったから、と保健所で殺処分してもらうために連れて行かれても、山に捨てられても、犬や猫たちは何も言えない。

飼い主の情報の詰まったチップ(つまりマイナンバーの役目!)を犬に埋め込むのは多くの動物先進国ではもはや常識であり、義務です。

犬を救助して下さった自衛隊の方々へ

災害時に自衛隊の方々が犬を救助したということを批判している人がいることを知り、唖然としました。

自衛隊の方々に申し上げます。私は犬の命を救ってくれたみなさまに心から感謝しています。

犬の命をもひとつの命として見て下さったこと。それは海より深く天より高い尊い行いであると思います。

ありがとうございます。犬たちに代わって心からお礼を申し上げます。そして、飼い主の方々、どうぞ周囲の非難に負けないでください。

救われた犬たち

インターネットのアメリカのニュースで、殺処分寸前の犬2頭の写真を見てしまったのは半年前。2頭は恐怖で抱き合っていました。その姿があまりにもあわれで、私はそのニュースをクリックするたびに、犬たちの写真を見てしまうのが苦しくてなりませんでした。せめて苦しむ時間が少なく、殺処分が速やかに終わったことを祈るしかありません。

同時に、もしかしたら写真を見た誰かが、もし間に合うのなら、と殺処分センターに連絡して救うことができたのではないか、とも思い、そうであったことも祈っていました。

半年後の先日、私はあの犬たちが実際は死なないですんだことを知り、ようやく心のもやもやが取れたのでした。恐怖で抱き合う2頭の犬の写真が、やさしい誰かの目に止まり、引き取られたそうなのです!

私は嬉しくて、引き取った人に感謝の気持ちを送っています。

こんなふうに、収容された犬たちを多くの人に紹介すれば、引き取られる可能性は大きくなります。

日本でもテレビや新聞が協力してくれたらどんなにいいでしょうか。ドイツでは、テレビで紹介しています。

みなさまも、ペットショップや安易に繁殖している人から買うのではなく、殺処分される運命の犬をどうか家族に迎え入れてください。